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【4日目_02】 ニューヨークの南はエジプト

はじめに)  前準備 : 1 ・ 2 ・ 3   0日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4
1日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4  2日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 ・ 7
3日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4  4日目 : 1

■ストリップは世界の縮図

○フォーコーナーとニューフォーコーナー

ラスベガス1日目ではストリップの北側を散策したので、3日目は南側を散策することにしました。
先に私達が泊まっていたベラージオが面する大きな交差点を「フォーコーナー」と呼ぶのに対し、
そこから南に1.5kmほどの大きな交差点は「ニューフォーコーナー」と呼ばれているようです。
有名で見た目も賑やかなホテルが建ち並ぶ、こちらも歩くだけで楽しい街角を期待できました。

IMG_8628.jpg

南側から見たコスモポリタン。目が合いましたね。私達の部屋は向かって左のタワーでした。
視線が高いのは歩道橋の上にいるから。ストリップはとても車通りが多く幅も広い道路です。
そのため、大きな交差点や有名ホテルの近くでは、大規模な歩道橋が車道を跨いでいます。
フォーコーナーとニューフォーコーナーも、十字路全てを歩道橋でしか渡ることができません。

○ピラミッドがあるからエジプトだな!

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エジプトはラスベガスから意外と近くて、ベラージオ前からDeuceに乗って20分くらいでした。
車通りが多いので、距離に対して時間を長めに見積もっておくのが、Deuce利用のコツですね。
いやー、さすがエジプト。でっかいスフィンクスもガラス張りのピラミッドもかっこいいですね!
夜になるとピラミッドの頂点から、宇宙からも見えると噂のビームが発射されますしね!(事実)

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と言うわけで、こちらはLuxorというエジプトがモチーフのホテル、外も中もエジプト感満載です。
ガラスのピラミッドの中は客室になっていて、エレベーターが斜めに動くって話です。エジプトすごい!
ストリップショーのガイドに教えてもらった裏話、ルクソールの窓掃除はとても高給のお仕事らしいです。
……この特徴的な形のせいで、掃除用の昇降機が使えないので、命綱使っての作業なんだそうです。
ちなみにルクソールはニューフォーコーナーには面しておらず、交差点からさらに南側に建っています。

○メルヘンなお城があるから中世だな!

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ルクソールから北に進んだすぐ隣、それこそニューフォーコーナーに面しているのがこのお城です。
キュートな色使いにかわいらしいデザイン、しかも夜毎に騎士が馬術で競い合ってるんだとか!(事実)
これはもう間違いない、私達は建物間の大きな橋を渡ってるうちに、中世にタイムスリップしてますね。

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はい、Excaliburというとにかくお城がテーマのホテルで、ストリップの中では希少なファミリー層向け。
見た目の雰囲気は言うまでもなく、ホテルの地下にはややノスタルジックな趣きのゲームセンターも。
日本の「いわゆるゲームセンター」よりも、デパートの屋上遊園地的な……どこか牧歌的なコンテンツ。
子供も一緒に楽しめるっていうコンセプトのもと、必然的に何かと「お安く」なっているのが特徴です。
実は私達もそういった点で、エクスカリバーには大いに楽しませてもらいましたが、それはまた後ほど。
エクスカリバーとルクソール、さらに南のマンダレイ・ベイというホテル間は、無料の列車が走ってます。
実際端から端を歩くとそこそこの距離があるので、マンダレイ・ベイ利用者には便利な乗り物かな、と。

○自由の女神があるからニューヨークだな!

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自由の女神! 建ち並ぶ高層ビル! たなびく星条旗! どこからどう見てもアメリカ、ニューヨーク!
でも同じ写真に答えもあるし、NEW YORK NEW YORKという見ての通りのテーマホテルでいいですね。
エクスカリバーとはニューフォーコーナーを挟んで北側に位置し、とにかく華やかな景観が素敵です。
実際テーマホテル系の中では私の屈指のお気に入りで、眺めていてもテンションが上がりました。
アメリカにいながらにしてアメリカ、という謎テーマではあるんですが、やっぱり自由の女神は強い。

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観光要素もあって、マンハッタンのビル群を縦横に駆け巡るローラーコースターがウリの一つです。
外観写真でもレールが走ってるのが確認できますが、絶叫マシンが苦手の私達は結局乗らずじまい。
また、ホテル敷地内のHershey's Chocolate Worldでは、ハーシーズのチョコレートがよりどりみどり。
チョコレート以外の菓子やグッズ、量り売り、自作パッケージなど、お土産調達にも楽しいお店でした。
こちらにも複数の自由の女神を見つけ、アメリカでもニューヨークといえば自由の女神なんだなあ、と。

■テーブルゲームで遊ぼう!

○エクスカリバーはストリップの穴場……?

ベラージオ滞在中はスロットマシーンでしか遊ばなかった私達、理由は先に述べた通りです。
テーブルゲームの最低ベット額、カジノで長く遊ぶためには安いに越したことはありません。
しかし朝のベラージオも昼のコスモポリタンも、最低ベット額は10ドル……懐には少々厳しい。
それでも諦めきれない私達は、この日もホテル観光がてら、カジノの様子も見て行きました。
そしてようやくエクスカリバーで、最低ベット5ドルのブラックジャックテーブルを見つけたのです。
ストリップのカジノならこれが限界なのも調査済み。決して安くはないけれどここでデビュー!

○ブラックジャック

テーブルゲームの中で、ブラックジャックは今回の旅行で遊ぼうと決めていたものの一つです。
ルールがわかりやすいのは言うまでもなく、さらに大きな理由は「言語依存がほぼない」から。
ゲーム用語自体は意外と多いブラックジャックですが、ゲーム中それらを使うことはありません。
ディーラーとのやり取りはほぼ全て、ハンドサインと賭け金の置き方で意思表示を行います。
数少ない例外で「サレンダー」は口頭で伝えますが、そもそもサレンダーの機会が激レア。
英語に苦手意識がある人でも、ハンドサインとベットの方法さえ覚えれば気軽に遊べます!

今回カジノで遊ぶための予習で初めて知ったのは、ディーラーにもちゃんとルールがあること。
16以下の時は必ずカードを引き、(細かいルール差異はあるけれど)17以上はそこで止めます。
ルールを調べるまでは、ディーラーも毎回どこまで引くかは気持ちの上での勝負だとばかり……。
「Aを含む17(Soft17と言います)」のみ、引くか・止めるかのルールがカジノ毎に異なります。
Soft17でも止めてくれる方がプレイヤーの勝率が高まるらしいので、チェック項目の一つです。

私達が遊んだ最低ベット額5ドルのテーブルは、Soft17の時はカードが引かれるルールでした。
そしてもう一点、プレイヤー不利の条件設定があり、それはブラックジャックの配当金額です。
一般的に「BLACKJACK PAYS 3 TO 2」のところ、このテーブルは「6 TO 5」となっていました。
これは、「プレイヤーのブラックジャック時、賭け金に対していくら払い戻すか」を示しています。
「3 TO 2」であれば2枚の賭け金に対して3枚、「6 TO 5」であれば5枚に対して6枚戻ります。
つまり前者は1.5倍の払戻し、後者だと1.2倍の払戻し……この差が地味に痛いんですよねえ。
ともあれ、これらのルールはテーブルに印刷されており、私達もわかった上で遊んでいます。
多少プレイヤーへの不利があろうと、そもそもの賭け金の安さには抗うことができませんでした。

テーブルには私達以外にも客がいましたが、個人戦で言語依存もなく、臆せずに遊べました。
しかしディーラーの引きが良い……何度相手のブラックジャックや20を見せられたことか……。
気持ちの上ではイカサマだ、って叫びたいところですが、残念ながらそんなことはあり得ない。
ゆるゆると楽しみながらも、結構簡単に50ドル分のチップが飲まれていってしまいましたとさ。
それでもラスベガスのカジノでブラックジャック、そのシチュエーションに自分でうっとりしました。
ハンドサインで指示を出すたびに、まるでギャンブラーになったかのような気分になれちゃいます。

○ルーレット

私に50ドルは大金で、初日にスロットマシーンにも貢いでいたため、カジノはここまでにしました。
一方で一攫千金を目指す偶蹄目は、ブラックジャックで飲まれた後も次の勝負へ向かいます。
でもそれこそがラスベガスの楽しみ方だと思いますし、私も見届けるべく後についていきました。
そして次に選ばれたのがルーレット、これまた賭け金をベットするだけのシンプルなゲームです。

ルーレットもルールに難しい点は少なく、強いて言うならベットの仕方による倍率くらいでしょうか。
あとはカジノチップをルーレット独自チップに両替さえできれば、ゲームに何ら支障はありません。
よく見るような気がするのに、実際に本物のルーレットに玉が落ちるのを見るのは初めてでした。
ルーレット台には、過去の数字の履歴がデジタル表示され、意味あるのかなと眺めていました。

色が異なるだけの他の客と偶蹄目のチップ、ディーラーは速やかに判断して正しく払い戻します。
ブラックジャックの時も思いましたが、言葉があろうとなかろうと、ディーラーとのやり取りが楽しい。
実はカジノ内にはテーブルゲームのデジタルゲーム版もあり、チップを賭けて遊ぶことができます。
だけど結局、人間のディーラーがいるテーブルで遊びたいのは、ゲームはルールと金だけじゃなく、
それ以外にも遊びたいと思わせる「何か」があるからで、ディーラーは「何か」を持ってるんだな、と。
ルーレットでは少しだけ雑談もしました。偶蹄目はディーラーから韓国人だと思われていたようです。
顔なのか服装なのか。あるいはアジア系の人は、アメリカの人からは全部同じように見えるのか。
接客で良くない仕打ちを受けたってこともなく、普通に遊んでもらった末に、案の定飲まれてました。

○クラップス

最後に遊んだテーブルゲームがクラップス、日本では馴染み薄く、アメリカではポピュラーなゲーム。
正直に言うと、私は未だにルールを把握しきれていません。わかってるけど、わかってないと言うか。
サイコロの出目を使うこのゲームは、ルーレットと同じように特定の結果にベットすることになります。
しかし、ベット先の内容やその確率は進行につれ変化し、それを受けてさらに追加でベットできます。
これがテンポ良く進み、他の客もリアルタイムでどんどん動いてくるので、盤面の把握が難しい……。
や、盤面なんて把握しなくていいのもわかってます。あくまでもサイコロの出目に対するベットなのです。
記事中でルールの解説はしませんので、興味をお持ちの方は調べてみて私と一緒に混乱しましょう!

クラップスは先の2つのゲームに比べ、参加するのにちょっと敷居が高い印象は拭えませんでしたね。
ゲームの進行が早いうえに変化していくため、慣れないとやりたいはずのベットが追いつきません。
またサイコロの出目が重要なのに、プレイヤーが交代でサイコロを振る流れが時々刺さります……。
良くない目を出した時に、他のプレイヤーからの「お前なにやってるんだ」って視線がグサリと痛いです。
いや、本当のところはわかりませんし、全くそんなこと思ってないかもしれないけどね! 勝手に痛い!
もっと進行に慣れて、かつ友人同士で遊べるなら、楽しく盛り上がれそうなゲームかなー、と感じます。

○ありがとうエクスカリバー、さようならカジノテーブル

いっぱい遊んでいっぱい負けてしまいましたが、ラスベガスでやりたかったことの一つなのは確かです。
私達がテーブルゲームで遊んだのは、この日のこのタイミングが最後で、私に至ってはカジノも最後。
一攫千金を諦めきれない偶蹄目は、この後もタイミングを見つけてはスロットを回してましたけどね。
今回私達が遊んだストリップ周辺のカジノだと、この価格帯が最安で卓数も極めて少ないと思います。
ただし、私達が行っていないダウンタウン周辺のカジノは、さらに安く遊ぶこともできるという話です。
雰囲気や治安等、ストリップとはまた少々勝手も違うでしょうが、とにかくテーブルゲームで遊びたい人は、
遊び場の選択肢を広く持ち、事前に情報収集をしておくことで、きっと楽しいカジノライフを送れるはず!
[ 2018/04/19 23:33 ] 2016年アメリカ旅行 | TB(0) | CM(0)

【4日目_01】 お安く楽しむ お得に楽しむ

はじめに)  前準備 : 1 ・ 2 ・ 3   0日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4
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■スイートルームの甘い一夜

○さようならベラージオ

当初予定にはなかったはずのラスベガス3日目、日程確保しておいて大正解でした。
むしろこの時の私達は、なぜあと1日しか残っていないのかとさえ考えていたかも。
実際に滞在しているラスベガスは、事前に想像していたよりもずっと魅力的な街でした。

されども予定外の一日。私達は昼には大荷物を抱えてホテルを出る必要がありました。
もっとも、事前準備は万端。ベラージオの次は隣のThe Cosmopolitan of Las Vegasへ。
こちらのホテルも新しくて都会的でオシャレで、むしろ泊まれる機会が嬉しいくらいでした。
期待に胸を膨らませつつも、チェックイン時間の関係でゆったり10時過ぎのチェックアウト。
その後ブランチということで、いよいよ前準備で確保したタダメシにありつくお時間です!

そんなわけで、やってきましたTHE BUFFET。ベラージオ唯一のバフェレストランです。
平日ではありますが、ベラージオの客室数と時間帯もあって、既になかなかの待機列。
席数も多く回転も速かったのに、私達も入店まで30分弱待たされたと記憶しています。
こちらもドリンクはテーブルサービス。ラスベガスのバフェにはドリンクバーがないのかな。

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パンが無いのでケーキを食べました……というわけではなく、メニューは和洋中あれこれ。
とは言え、とっても目移りするってこともなく、美味しそうな物を見繕って吟味していました。
時間帯的に本当にブランチなので、豪華メニューって感じではなく、少し軽めのものが中心。
それでもデザートは充実していたので、食事そっちのけで複数回往復していた甘い物好き。
しかしなかなかのトラップも。左側の写真の白くて丸いのは中華コーナーのお饅頭です。
肉まん・あんまんのようなものと思いきや、私の知っている中華まんではありませんでした。
とにかく生地が重くて必要以上に甘い。よくわからないけどひたすらもさもさ甘ったるい。
取ってきたから完食しましたけどね! でもこれで食事はもういいよって気分になりましたね!

○こんにちはコスモポリタン

レストランを出た頃には11時半近く、荷物をどうにかする意味でも早速ホテル間を移動。
フロントで手続きを進めたところ、荷物を預けるどころか、そのままスムーズにチェックイン。
早々に部屋に入れるとうっきうきの私達、ドアを開けた時点で既に違和感がありました。
「……ベッド、どこ?」「こっちにある、思ってたより部屋広い」「シャワーも二箇所だ!」
オシャレで華やかなホテルなのは知ってましたが、私達の想像以上に豪華な部屋でした。

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「あれ? 確かベッド2つの部屋だったよね?」
私達が予約した部屋は、Terrace Studio Two Queen Beds Fountain Viewというタイプ。
一つのベッドだとなかなか寝付けない偶蹄目と、明確な目的があって選んだ部屋でした。
記憶違いということもないですし、このクラスのホテルで予約ミスもなかなか考えにくい。
「おそらくこの部屋スイートだわ。恩恵受けたと思われる」
偶蹄目の言葉に、私達が持っている権利の一つを思い出し、これかあと嬉しくなりました。

前準備で金の力を使って、一時的とは言え手にしたスターアライアンスゴールド会員、
この時に使った「ステータスマッチ」制度、実は航空会社だけではありませんでした。
The Cosmopolitan of Las VegasはMarriottというホテルグループの系列に属していて、
そこの上位会員も、デルタ→ユナイテッドからのステータスマッチが可能だったのです。
コスモポリタンだけでなく、デンバー泊のWestinも同グループの系列だったこともあり、
何らかの特権を得られる可能性を追って、偶蹄目が事前に登録申請を行っていました。
特権を受けられるかはホテル側の匙加減なため、事実デンバーでは予約通りの宿です。
コスモポリタンでは、特権の「空室あれば部屋を無料グレードアップ」を使ってくれました。
帰国後調べたところ、今回の部屋はTerrace Suiteだったようで、間取り図の違いに驚愕。
システムを最大限駆使してくれた偶蹄目に、ひたすら感謝しながら恩恵を享受しました。

ベッドこそ減りましたが、ゴージャスな部屋と当初目的達成の前では大して気になりません。
予約していた「Fountain View」は、グレードアップされた部屋でもちゃんと対応していました。

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お隣ベラージオの噴水を眺めるテラス。ラスベガスのホテルでは「唯一」と言われています。
理由はまあお察しですが、基本的にラスベガスのホテルにテラス・バルコニーはありません。
しかし、もとは分譲マンションとして建てられていたコスモポリタンは、その経緯から例外。
屋外でBGMも聞きながら噴水を見下ろせる、貴重で絶好の噴水ショー鑑賞スポットでした。

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少し時間経過させて夕方の一枚。滞在を通じて、噴水ショーは飽きることがありませんでした。
雲こそ厚い一日でしたが、雨に当たったのは一瞬、極僅かだけでした。砂漠の真ん中の街。

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お仕事お疲れ様です。

■お買い物に行こう!

○Tix4Tonight

ラスベガス最初の夜に観たOの感動は、この日に至るまで胸の奥でうずいていました。
そしてラスベガス最後の日に私達は行動に出ます。「他のショーも観たい! 観よう!」
もちろんチケットなんて取っていません。正真正銘、当初予定にない衝動的なアクション。
Oを観た後の私達の気持ちの昂りは、それだけ大きなエネルギーを持っていたのです。

まさかお世話になるとは思っていませんでしたが、たくさんの予習が功を奏しました。
ナイトショーの当日券を割引価格で販売する店があるのを、私達は把握していました。
それがTix4Tonight、ストリップ沿いの大きなホテルの近くに数店舗展開しています。
当日の席の埋まり具合で主催サイドが席を割安で放流し、それを取り扱う専門店です。

コスモポリタンに荷物を置いた後、すぐに最寄のPlanet Hollywood店へ向かいました。
当日券ってことで、人気のショーや良い席は早々と売れてしまうこともあるそうです。
現地も既に列はできていましたが、スタッフの誘導や案内がとてもスムーズでした。
列での待機時点で、どのショーのチケットが欲しいか、価格帯はどれにするのかなど、
タブレット端末で確認しながら、チケットについての情報をわかりやすく示してくれます。
私達の筆談要求にも嫌な顔一つせず応えてくれて、目的の価格帯もすぐわかりました。

いざ購入カウンターに進んでも、選べるのは価格帯だけで、座席指定まではできません。
少しでも良い席を期待して、私達は一番高い価格帯の席のチケットを購入しました。
事実を書くなら、選んだ価格帯の席の中でも後方の、次の価格帯の席の一つ前の列。
しかし値段は次の価格帯よりもさらに安く、席自体もショーを満喫できる中央良席でした。
席を選べない・チケット入手不可のリスクもありますが、利用できる機会には超オススメ!

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チケット実物。160ドル強の価格帯の席。一つ後ろの列も130ドル強。120ドルはお得です。
印刷の感じに不安を覚えるも、スタッフは「このまま中に入れるよ!」と教えてくれました。
それでも不安な私達は、入場前にとりあえず公式チケットカウンターにこれを提示することに。
すると「このまま中に入っていただいて大丈夫ですよ」と案内され、ようやく安心できました。

○Walgreens

チェックインとチケット購入を済ませた後は、夜までストリップ南側をあちこち散策しました。
道中何度も立ち寄ったお店は、アメリカ、いや世界でも有数のドラッグストア、Walgreens。
医薬品・衛生用品の充実は当然、飲み物、菓子、お土産、簡易デリカまで扱ってます。
そのどれも品揃えが豊富な上に価格も安く、珍しく偶蹄目も一緒にウインドウショッピング。
実際に私のお土産のいくつかは、Walgreensで購入したものですし、現地用にも色々と。

前日私達はベラージオの売店で、日本でも馴染みのあったビタミンウォーターを買ってます。
後でレシートを確認したところ、ペットボトル1本で約3ドル。「ホテル価格?」「物価の問題?」
Walgreensでも同じペットボトルを扱っていました。値段は……約1.5ドル、馴染みの価格。
「物価普通じゃん! 日本と同じだよ!」「我々はベラージオに屈したのだ……」
それからラスベガスにいる間、簡単な飲食物は全てWalgreensのお世話になりました。

薬やサプリメントの扱いも、日本とは異なる法律を思わせる表示や販売方法が面白いです。
個人的にツボで購入も真剣に悩んだのは、大瓶たっぷりに詰まった「アレグラ」でした。
まさにお徳用サイズって単語がぴったりで、価格も日本の店頭販売より明らかに安かった。
帰りに税関で引っかかったらどうしようという不安を拭えず、結局購入は断念しました……。

○ABC Stores

日用品も扱う土産屋といった佇まい。広い店内に所狭しと並ぶ、多彩なジャンルの商品。
衣料品、ロゴ入りグッズ、カジノ用品、「ラスベガスらしい」物が揃っていて使い勝手良好。
飲み物やお菓子も普段使い・お土産向きで種類があり、アルコールも販売していました。
そしてとにかくお手頃価格。あれこれ気軽に選んで買っちゃうようなお土産に向いてます。
こちらもウインドウショッピングが大いに捗り、お土産に頭悩ませるのもまた楽し、でした。

ここで紹介したお店は、どこもストリップに面しているし、店内も明るく賑わっていました。
地理的にも雰囲気的にも経済的にも入り易い、とても使い勝手の良いお店だと思います。
観光客向けショッピングモールやブランドショップは、各種記事でもよく取り上げられますが、
私個人としては、お世話になったこれらのお店も、もっと広く評価されるべきだと感じました。
夏のラスベガスはこまめな水分補給のため、安く手軽に飲み物を確保できる手段は大切。
[ 2018/04/18 00:05 ] 2016年アメリカ旅行 | TB(0) | CM(0)

【3日目_04】 えっちなのは許されると思います!

はじめに)  前準備 : 1 ・ 2 ・ 3   0日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4
1日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4  2日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 ・ 7
3日目 : 1 ・ 2 ・ 3

■記事を読むにあたっての注意

今回の記事は、女性のストリップショーを取り上げた内容で、性的な描写を含みます。
金銭によって女性のアピールを要求し、その様を愉しむこともショーの趣旨の一つです。
私自身もそれを楽しんだことは事実であり、包み隠すことなく状況・感情を記述しました。
未成年の方、金銭と性を結び付けることに嫌悪のある方には、閲覧をお勧めしません。







■後ろ暗くも魅惑的な夜

○ラスベガスのストリップショー

今回ストリップショーを観るに至ったのは、 ラスベガス大全のツアー記事 を読んだからです。
想定しうる質問に対して丁寧に回答を用意し、漠然と感じがちな不安を取り除く紹介記事は、
アメリカでしか体験できないエンターテイメントの一つとして、関心を抱かせるには十分でした。

紹介記事の内容とも重なりますが、ラスベガスの女性ストリップショーは二つに分けられます。
一つはアルコール有りの席でのトップレス、もう一つはアルコール無しの席でのフルヌード。
今回私達が観たのは後者、日本では一応建前上は後者を開催できないのではないでしょうか。
様々な「まちがい」を未然に防ぐために、アルコールだけでなくショーは様々に守られていました。
客全員が素面の会場あってこそ、おかしな熱狂も無く純粋に舞台を楽しめたのかもしれません。

○頼れる夜の案内人

集合場所は朝と同じ駐車場、今回の参加者は私達の他、若いご夫婦と若い男性の計5人。
迎えに来てくれたガイドは、アメリカ在住が長い日本人の男性で、明るく気さくな雰囲気です。
行き帰りの道中でもラスベガスの面白い裏話を聞かせてくれ、楽しい時間を過ごせました。
送迎だけでなく、ショーの楽しみ方のレクチャー、そして店内でのサポートもしてくれます。

私達こそお世話になりませんでしたが、店内でのサポートはなかなか頼もしい存在かな、と。
と言うのも、ラスベガスのストリップショーには、「プライベートダンス」という楽しみ方があります。
ステージで踊り終わった女性がフロアを回り、気に入った女性がいれば直接交渉を行います。
その後個室に移り、その客の膝上をステージに特別なストリップショーが始まる、というもの。
裸の女性と密着して、でももちろん身体の交わりはありません。あくまでもショーでダンスです。
もっとも、私は実際に体験してないですし、「どこまで」のサービスかは女性次第なのかも。
ともあれ、そのプライベートダンスに至るための交渉も、ガイドがお手伝いしてくれるのです。
私達と同行していた若い男性も、ガイドに依頼してプライベートダンスをお願いしたようでした。


■little Darlings

○ゲートを潜ればオトナの時間

華やかで眩しいストリップ通りから離れ、ストラトスフィアより少し北のハイウェイ沿い。
明るい夜に慣れた目には少々薄暗い、車でなければ来るのも躊躇われるような雰囲気。
私達が今回訪れたLittle Darlingsはそんな場所にある、平屋の地味な建物でした。

中に入った私達を最初に迎え入れたのは、体格の良い警備員と金属探知機のゲート。
……なるほどな、銃社会のアングラってそういうことなんだな、と、すぐに察せられました。
こうして安全を担保された後、一人一杯のソフトドリンクを注文、私はここでもレモネード。
ショーは既に進行中で、ステージの上ではアジア系の女性が艶かしく動いていました。
「せっかくだから良い席でどうぞ」という助言に従い、私達は舞台最前のテーブル席へ。

最前とは言っても、それはあくまでテーブル席の中で。真の最前はステージ直下です。
ステージ外周に沿って並ぶ席に何人もの男性が鎮座し、舞台上を凝視していました。
女性は順に男性の前を巡り、時に腰を突き出し、時に尻を振って、男性に視線を送ります。
頷くでも下卑た笑いを浮かべるでもなく、男性はスッとステージ上にドル札を置きます。
それを受けて女性はさらに胸を揺らし、チップが出る見込みが無くなるとまた次の男性へ。
そう、ステージ直下の席は、女性と客とのチップの応酬を行うための特等席なのです。
この時の女性は、やがて格段に払いの良い特定の男性の前でだけ身体をよじらせ、
そこでの間で幾度もチップの応酬が行われ、出番が終了となり退場していきました。

一人あたり10分ほどで、着衣の女性がやがて全裸になり、チップを回収して退場します。
女性の側としては、自分の出番でいかにチップを稼げるか、そのためのアピールの場。
客側は自分好みの女性が出れば特等席に移り、「良い景色」の対価にチップを払う場。
目を引く女性が出れば特等席はすぐに埋まる一方、空席も多い女性の舞台もありました。
容姿だけでなく、人種や雰囲気のような要素も選ばれているのを、少なからず感じます。
シビアな現実を垣間見る一方、性的なものを必要としない私にはどの女性も高水準で。
と言うか、想像以上に若くてスタイルの良い、見てて綺麗だと思える女性が揃ってます。
これは正直良い意味での驚きで、性風俗への低い先入観をチクリと刺された気分でした。

○チップを通じたコミュニケーション

偶蹄目と二人でテーブル席から2,3人のステージを堪能し、会場の雰囲気を体感しました。
アピールの仕方は人それぞれで、特等席へ満遍なくサービスしてくれる女性もいれば、
チップを弾んでくれる客を見つけたら、そこからより多くのチップを引っ張る女性もいました。
ちなみにテーブル席からでは、私の目が利かないこともあり、陰部は確認できませんでした。
他人の陰部を見たくない私には幸いでしたから、目を凝らして確かめることもしていません。

続いての登場は、金髪ロングの白人女性。会場中に明るい笑顔のアピールからスタート。
するとおもむろにダンスに使うポールに身体を絡ませ、高く力強く上へと登っていきました。
そこからしなやかに絡ませた脚を支えに、くるくると回りながら床まで下りてきてポーズ。
それまでがしっとりと艶っぽく魅せるタイプの女性だったので、全く異なる雰囲気の印象です。
どちらからともなく「ステージ席で見てみよう」と、そう感じさせる女性相手に特等席デビュー。
おそるおそる二人で並んで正面席を確保、思っていたよりもずっと距離感が詰まりました。

間近になるとスタイルの良さがいっそう際立って理解でき、素敵だなあと眺めていました。
腰の位置が高く足がすらっと長く見え、目の前をヒールで歩く姿は実にかっこよかったです。
彼女が前を通った時、ポールを使ってアクションした時、焦らしながら胸をはだけた時、
タイミングを見計らいながら、ステージの上に1ドル札を置いていきました……が難しい。
彼女も気付いてないわけじゃなくても、置かれたチップにいつでもは反応をくれません。
他の客も同様にチップを置くため、なかなか自分のチップを印象付けられないと感じました。

そうこうしている間に、「これから下も脱ぐよ」って気配が、所作からきちんと伝わってきます。
同性だから見てはいけないってことはないですし、単純に私が見なくていいと思っていました。
だからここが潮時と気持ちを込めて、これまでとこれからの分、まとめてチップを置きました。
そして偶蹄目には(続きも頑張れ……!)と念じつつ、私一人で元のテーブル席に戻りました。
席を離れる際に、舞台の女性と目が合った気もしますし、私の気のせいだったかもしれません。

その後全裸になった女性から、ステージの下の客へのアピールもいっそう熱を帯びてきました。
他の客と一緒に偶蹄目もアピールを受けながら、少しずつチップの応酬も手馴れてきた様子。
突然彼女が色っぽい眼差しで、偶蹄目の顔に両手を沿えます。(ほわあああ、キスくるー!?)
客から女性に触れるのはNGですが、女性から客への接触はそれまでにも何度も見てました。
キスこそありませんでしたが、顔を撫でる、胸に顔をうずめさせるなど、これも人それぞれです。
ドキドキ見守る私の眼前で、細い指先が偶蹄目の眼鏡をそっと外し、そして……口に運びました。


身体の一部を美女の唾液で濡らされるとは、なんてエロチシズムを漂わせる光景でしょう!
そしてショーがそろそろ終わりを告げようというタイミング、最後はどう稼ぎに来るかと注視する私。
彼女はその胸を股間をポールに擦りつけながら、先程よりもさらに高く天井近くまで登っていき、
先程よりも早くダイナミックに回りながら、躍動する身体の美しさと笑顔を見せて終了となりました。

ここからは私の勝手な妄想。多分女性は、私が彼女の身体の躍動へチップを出したのに気付いてた。
ポールでのアクション、セクシーなポージング、それが綺麗だと感じた時に私はチップを置いていた。
特定の客の前でなくステージを終わらせる女性は多くなかったのに、彼女は全員の前で舞台を閉めた。
妄想でさえなくもはや願望だけど、多分あのラストは、私が最後に置いたチップ分だったのかな、って。
少なくともそう勘違いさせるくらい、彼女の明るいステージに私は心惹かれ、彼女と視線を交わせた。
今でもこんな妄想に縋っているのは、この日店を出る時、フロアの彼女が笑顔で手を振ってくれたから。

○勝利条件は女性の歓心という名の勝ち点

初めての特等席、その前後のステージ、それらを経て私達は少しずつ悟っていきました。
これは一種の「オークション」であり、「ゲーム」なのだと。女性を巡る客同士の対戦なのだと。
よく観察すると、同じくらいのチップを出していても、サービスの内容に差のある客がいます。
お金さえ積めばよいわけでなく、女性がアピールするように、客にもアピールの必要があるのです。
ステージの女性の歓心を買う、そのためのコミュニケーション能力を競う、そんな密やかな戦い。

1時間を少々過ぎた頃合いで、ガイドから「次の女性のショーが終了したらお店を出ます」の声が。
「最後にもう一回座ってみるかな」という偶蹄目を、頑張れと本気で応援しながら送り出しました。
最後の女性は黒髪のアジア系、特等席に座っている人の数はそこまで多くはありませんでした。
ステージの開始直後は、女性は順に席を回って客へのアピールを行い、チップを集めていました。
偶蹄目はしっかり相手の顔を見てチップを渡しているのが、テーブル席からでも見て取れます。

女性が服を脱ぐにつれ、偶蹄目と同じくらいチップを出している客が他にいるのがわかりました。
相手はおそらく中国系の男性、年齢は私達よりも高い。この日は中国系の客も多かったです。
一騎打ちのように偶蹄目とその男性がチップを積んでいく様を、私は面白く感じて見ていました。
事前に二人で作戦会議をした偶蹄目は、女性の視線を受けた時にそこにチップを置いています。
一方の男性は、女性を呼びつけるかのようにチップは積むものの、気付かれていないことしばし。
確かに同じくらいの額が出ているのに、女性の手厚いサービスは偶蹄目により注がれました。

相手の目を見る、呼吸を合わせる、求めに応える、別にストリップショーに限った話ではありません。
介在するものは1ドル札という、生々しいリアリティかもしれないけれど、これもコミュニケーション。
美しい女性の裸体だけでなく、性と金が動くからこそ垣間見える社会を見せ付けられた気分でした。
性風俗にお金落とすことの是非とかどうでも良くて、単純に私は楽しい夜を過ごせて満足しています。

女性の数だけ異なるステージがあり、かわいかったり綺麗だったりセクシーだったり淫らだったり。
さっと脱いでくれる人も、たっぷり焦らしてくる人も、中にはチップで下着を外させてくれる人も。
私でも「あー、この腰の動かし方エロいな」って感じたり、客とのやり取りでは淫靡な空気もしばし。
でもまあ、良くも悪くも「見世物」であり、こういう形態のナイトショーの一つなんだなあと感じました。
少なくともツアーでなら危なくなく安心して見られる、大人のための夜の過ごし方の選択肢です。


■不夜城は眠らない

○別アングルからどうぞ

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ホテルへ戻ってきたのは、日が変わる少し前のこと。もうすっかり深夜と言っていい時間ですね。
そんな遅くでも最終の噴水ショーが開催されるため、せっかくだから別視点で見ようとホテル正面へ。
ベラージオ前の広い歩道は、この時間でも観光客とアーティストとパフォーマーでごった返してました。
この街は眠らないというのは比喩でも何でもなく、純然たる事実なんだなあと身をもって知りました。
部屋から見るのとはまた趣の異なる、オーシャンズ11と同じ視点からの噴水ショー、つくづく豪華です。


[ 2018/04/16 23:00 ] 2016年アメリカ旅行 | TB(0) | CM(0)

【3日目_03】 ただグランドキャニオンが存在した

はじめに)  前準備 : 1 ・ 2 ・ 3   0日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4
1日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4  2日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 ・ 7
3日目 : 1 ・ 2

■水の流れと時の流れと

○果てない大地を空から見下ろす

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前回飛び立ったボールダーシティのほぼ全景、その左下の方に、道のような溝が伸びています。

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拡大するとこんな感じ。正解はわかりませんが、きっとかつて水が流れていた跡だろうな、と。
よく見るとこの溝に沿ってまばらに緑が芽吹いていて、水分の気配を感じさせる気がします。
町の中こそ緑豊かですが、その周囲は完全に荒野。RPGのマップのような境界が見えるようです。
グランドキャニオンまでの1時間ほどの空路では、その乾いた大地の多彩な表情を堪能しました。

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本当に、何も、何一つ、ありません。ただその表面に刻まれた水の流れだけが、雄弁に時を物語ります。

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大地の色も形も、一体何が違うのかわからないけれど、一繋がりの中で確かに変わっていきます。
飛行機の窓から飽きることなく、この不思議で雄大で己のちっぽけさを感じさせる景色を眺めていました。

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今なお力強く流れ続ける現役の水の力。1時間の旅路で多分この川だけ。おそらくコロラド川です。
このあたりの地形を侵食し形作り、絶えることなく流れている貴重な一筋の川、迫力さえ感じました。
この川も周囲の景観を楽しむ川下りツアーなどがある観光名所、さもありなんと納得しかありません。

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高低差やかつての水の流れもわかると同時に、侵食されていない高台の上は平らで緑豊かな謎地形。
眼下に広がるのは、ゲームや物語に優るとも劣らない、どこか現実離れしたファンタジーの世界でした。

○現実への着陸

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そんな空の旅も、いつしか終わりを迎える時が訪れ、不意に人の営みを感じる景色が飛び込んできます。
結構唐突に、いくつもの建物が並ぶエリアに辿り着いたと思いきや、あっと言う間に着陸してしまいました。
そこはグランドキャニオン国立公園空港、空路からのグランドキャニオンへ訪れる際の、小さな玄関口です。

セスナを降りた私達は、流暢な日本語で最寄の駐車場に留まっているバスへの誘導を受けました。
謳い文句通りの「日本語ガイド」に安心しつつも、この日のガイドはお名前から中華系の方のようでした。
多少発話の違和感こそあれど、意思疎通には全く問題は無く、常時丁寧な物腰でわかりやすい案内。
なるほど確かに日本人である必要はないなと納得すると同時に、その仕事熱心さに唸らされました。
私は複数の言語を使える人を尊敬しているし、ことアメリカではそういった能力は重要だろうと思います。

バスでは女性運転手が私達を出迎えてくれましたが、こちらは基本的には英語での応対のみでした。
これからのツアーでは、運転手の英語とガイドの日本語との二ヶ国語で、参加者に案内がされました。
道中の景色を眺めて交互に同じような説明がされると、自分の英語力が少し上がったように錯覚します。

■悠久のグランドキャニオン

○ブライトエンジェルロッジ展望台

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結論から言ってしまうと、何も言えなかった。こういう表現をしてしまうと、二律背反しているようですね。
きっと私がどれだけ大きな声で叫んでも、全てが何もかも吸い込まれて消えてしまいそうな感覚。
周囲にたくさん人もいるし、展望台は観光地としてきちんと整備されているのに、とても物寂しい。
いや、寂しさとも違うのかもしれない。心許なさとも違う。不安ではない、なのに、がらんとした気持ち。
全然ネガティブなものでもなく、嫌な気分でもなく、ただ溜め息がこぼれるだけの、そんな感情でした。

ガイドが参加者を集めて、グランドキャニオンとこの展望台のあらましについて簡単に教えてくれました。
……ここが遥か昔には海だった、そんな話を聞いていっそう、先程の言葉にならない感情が強まります。
私達の現在地が高度2000m強の高地であり、谷底まで下りると気温は25度から40度程に上がること、
それでも谷底へ降りるトレッキングも大人気で、一日がかりで降りる人達がたくさんいることも聞きました。

と、その時私は気付きました。(ねっ……ねえ! ねえ……!!)そっと偶蹄目の注意を引きます。
説明を聞いてる最中に行儀が悪いのはわかっていましたし、偶蹄目も咎めるように私を見ました。
しかし同じように気付いた偶蹄目は、やはり行儀の悪さを恥じながら、目を背けることができません。

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我々は極端に野生の生き物に弱いのです。つぶらなおめめにも、小さなおててにも、ふわふわしっぽにも。
見ての通り、リスです。極端に野生の生き物に弱い我々は、事前調査でこのかわいい生き物を知ってました。
この生き物はとても愛らしく、そして絶対に手を触れてはいけない、文字通り生命に関わる危険動物だと。
グランドキャニオンに住むリスは狂犬病ウイルスを保持していることがあり、引っ掻き・噛み付きで感染します。
万が一そんなことが起こった場合、速やかに血清を打たなければ本当に死んでしまう可能性のある生き物。
……まあ、こちらから関与しなければ何も起きない、眺めていて幸せなかわいい生き物なんですけどね!
ガイドの説明を気もそぞろに聞きつつ、間近で見る野生動物の愛嬌からは結局目が離せずじまいでした。

その後サンドイッチや果物・菓子の入ったランチボックスを渡され、現地での昼食兼自由時間となりました。
私と偶蹄目も軽く腰掛けられる岩場を見つけ、そこに座って景色を眺めながらのランチタイムを楽しむことに。
その最中に撮った一枚が、今回の旅行中最も笑える想い出の写真となり、我が家のPC壁紙を飾っています。

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グランドキャニオンを背景に、「リスに餌をあげないでください」看板前に立つリスを撮影する半裸のオジサマ。
この看板のキャッチコピーが「Keep Wildlife Wild」なのですが、明らかにWildな体型でないぼってりWildlife。

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動物への餌やりは罰金の対象ですし、ルールを守らない人間による悪影響の結果なのは残念です。
ですがどうしても、自分の立ち位置をわかってるのかわかってないのかさっぱりなWildlifeが微笑ましい。
グランドキャニオンでの想い出を振り返ると、この太ましいリスが半裸のオジサマ共々、必ず語られます。
ちなみに、グランドキャニオン公式サイトにかつて掲載されていた記事が こちら (Internet Archive利用)
明らかに体型が違うのがわかると思います……この記事をお読みの方は、「Keep Wildlife Wild」ですよ!

○マーサーポイント展望台

1時間弱の滞在の後、今度は別のポイントへ移動して、さらにグランドキャニオンを堪能しました。

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数kmほど見る場所が変わるだけで、見える景色もその表情をがらっと変えたかのようでした。

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同じ場所から見る方向が変わるだけでも、そこに広がる景色はやはり別物のようでしたもんね。

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ここまでの4枚の写真は全て、同じ場所から見える景色を少しずつ向きを変えて撮影したものです。
眼前に広がるパノラマの果ては霞み、同じような景色が続くようで、全然違うようにも見えて。
やっぱり私は上手に言葉にできませんでしたし、今もなおあの時の気持ちを上手く表現できません。
ただ、見られて良かったんだなと、心からそう思える、孤独にも似た物寂しさを私は忘れないでしょう。

こちらでもじっくりと風景を味わう時間を堪能し、ツアーは来た道をそのまま辿りラスベガスへと戻ります。
個人的には陸路ではなく空路での旅で、時間的にも景観的にも良かったと感じられる一日になりました。
改めて他の方にオススメするにしても、空路でのサウスリムを素直に推せる、感動に満ちた旅路でした。
そう、感動はしているのです。心は動いているのです。そんな言葉に尽くせない寂寥感は格別でした。
[ 2018/04/16 00:40 ] 2016年アメリカ旅行 | TB(0) | CM(0)

【3日目_02】 目的地へ行くまでも遠足です!

はじめに)  前準備 : 1 ・ 2 ・ 3   0日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4
1日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4  2日目 : 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 ・ 7
3日目 : 1

■ベラージオで朝食を

○オプショナルツアー民の朝はゆっくり

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早朝からの移動続きだったアメリカ旅行ですが、この日の朝はゆっくりとしたスタートでした。
メインイベントはグランドキャニオンへのセスナツアー、その集合時間が11時少し前だったのです。
慣れない土地でのイベント続きでやっぱり疲れもあったのか、私達の起床も9時過ぎだった記憶が。
集合場所がホテル内の駐車場だったため、ツアーの支度を整えて1階を散策することにしました。

ベラージオは建物内にカジノだけでなく、ブランドショップやレストランも有する、まさにリゾートホテル。
ただ歩いているだけでも、あちこちに華やかで目を引くものがあり、散策すらも一種の観光でした。
中でも有名なのが、建物内で無料で公開している植物園で、季節やイベントに合わせた展示……
だと事前にわかっていたんですけどねえ。私達、滞在中に植物園は一瞬通過したっきりでした。
写真さえも一枚も残っておらず、帰ってきてから「どうして見てないんだ!」と嘆いたことの一つです。

○おハイソなホテルのおハイソなペットボトル飲料

ではこの時の1時間強の散策で何をしたかと言うと、朝食をどうやって工面するか探していました。
もちろんレストランも選択肢でしたが、決して十分な時間はなく、散策の間にも集合時間が迫ります。
最終的に朝食を工面したのは、エレベーターから一番遠くにあった「NEWSSTAND」というお店でした。
文字通り、新聞をはじめとする日用品、サンドイッチ・パン等の軽食やお菓子、アルコール含む飲み物。
必要なものがそこそこの品数揃っていて、ここで二人分の朝食および移動中の軽食を確保しました。

「NEWSSTAND」の他に「TUTTO」「ESSENTIALS」というお店にも、ホテル滞在中にお世話になりました。
これらはブランドショップではなく、まさに「売店」といった佇まいで、私でも気後れせずに入れます。
また、お土産向けにベラージオのロゴ入りグッズも扱っているため、ウィンドウショッピングが捗ります。
チョコレート、日用品、アクセサリー、衣類……ホテルロゴ入りの様々な商品が並ぶ様は楽しいです。

さて、精算の方法は……もちろん現金・カード払いも使えますが、私達は「部屋付け」を選択しました。
ホテル内のカジノでガンガンお金を使った場合、こういった支払の割引を受けられる可能性もあるのです。
今回は結局そこまで使いませんでしたが(特典を受けるためには6桁円の賭け金は必須でしょうか)、
チェックアウトに支払を一元化できるのは便利ですし、手続きもパスポートと部屋番号の提示だけです。

そうして支払を済ませて、レシートを受け取ったのですが……んー、なんとなく、高い、気がする……?
二人分の軽い飲食、日本のコンビニで買えば1,000円前後だろうところ、20ドル強の支払になっていました。
実は売店内の商品には一切値札がついておらず、値段を確認することなく買い物を済ませていたのです。
「ホテル価格なのかねえ、まあレストランで朝食でも同じくらいでしょ」「そもそも実売価格が日本より高い説」
……残念ながら後者の説が大きな誤りであったことは、そう遠くない未来にきちんと判明するのです。

■グランドキャニオンへの道のりまでの道のり

○日本人集う場所、かくも多きは日本人

ともあれ無事に朝食を確保した時点で、ツアーの集合時刻までは残り30分強といったところでした。
その足でまっすぐ集合場所の駐車場まで行き、そのままベンチで遅い朝食を済ませることにしました。
クロワッサンのサンドイッチを食べながら周囲に目を向けると、ちらほらと日本人の旅行者の姿が。
目的のバスが到着すると、案の定3組ほどが私達と同じツアーに参加すべく同乗することとなりました。
ピックアップのバスの運転手さんも、日本語こそ話さないものの、手馴れた様子で案内してくれます。

その後、何箇所かの有名ホテルに到着するたび、外国人だけでなく日本人の参加者が何組も同乗。
日本人の参加者が多いことにどこか安堵しつつ、ツアーの「日本語ガイド」の文言の強さを実感しました。
実際に私自身も、ツアーを選んだ理由の一つが「日本語ガイド」の安心感だったことは否定できません。
このあたり、英語に対する苦手意識がやや強い、日本人特有のアレなアレだなあ、とむにゃむにゃ。

○空路を目指す陸路

さて、空路でグランドキャニオンを目指すにあたり、この乗り合いバスが向かうのはもちろん空港です。
しかしそれは、私達がデンバーから降り立った際に使った、大きなマッカラン国際空港ではありません。
ラスベガスからハイウェイを南東へ走ること1時間弱、ボルダーシティという町にある小さな空港が目的地。
フーバーダム建設という、アメリカの巨大公共事業の労働者が集ってできた、のどかな地方都市です。

ボルダーシティ空港は本当に小さなターミナルで、利用者はほぼグランドキャニオンツアー参加者の模様。
小さくとも建物内は綺麗で、空港スタッフも明るく感じが良く、そして日本語もちょっとだけ使ってくれます。
ツアーのための案内もわかりやすく、出発までは落ち着いてターミナル内で待機することができました。

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定員20名程度の小さなセスナに乗り込み、いよいよグランドキャニオンを目指す空の旅が始まります。

○小さな町と大きなダム

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こちらは偶蹄目の撮影。計器や注意書きが気になって仕方がない、ってのは性差なのか個人差なのか。
まるで操縦席が間近なように感じられますが、ズームこそ使っていても実際にかなり間近な距離感です。

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こちらは私の撮影。前の座席との間隔がほとんどなく、操縦席も見えるのがおわかりいただけるかと。

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ふわっと離陸。晴天もあって思っていたよりも揺れは小さく、乗り物酔いも心配だけで済みました。
小さなボルダーシティ空港と小さなボルダーシティの全景が、旋回しつつ少しずつ遠ざかっていきます。

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少し飛んでいくと、先ほどふれたフーバーダムを見ることができました。ここも観光名所の一つです。
駐車場や道路の自動車との比較で、ダムそのものの巨大さもわかるんじゃないかな、と思います。

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そんな巨大な建造物も、ただっ広い荒野の中では、その大きさがよくわからなくなってしまいました。
アメリカは、何かにつけて大きさの感覚が狂ってしまうような、とてつもなく大きな大きな場所でした。
[ 2018/04/15 16:31 ] 2016年アメリカ旅行 | TB(0) | CM(0)
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