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るぴ的謎解きイベント大賞・2013年 ~番外編~(※一部ネタバレあり)

【2014.1.17記事作成】

■極めて個人的な特別賞

「るぴ的謎解きイベント大賞」として部門賞総合賞を紹介してきましたが、
主観的な評価・感想ではあれど、謎解きイベント自体に基づくものでした。
今回「番外編」として、極めて個人的な特別賞を発表したいと思います。
主眼となるのが謎解きイベント自体ではなく、「それに参加した私」です。
私の楽しかった、嬉しかった、思い出に残った、そんな気持ちを軸として、
部門賞や総合賞で紹介できなかった謎解きイベントを語っていきます。


■気分が昂揚したで賞

一度はやってみたいけど、絶対にやってはいけないことだから……!
絶対悪は百も承知、それを存分に楽しみ満喫するのがごっこ遊び!!

暗殺者(アサシン)募集
【授賞要因:最初の任務完了までの一仕事】(※ネタバレあり)

北謎の締めを飾った募集.bizの公演、二人一組でチームを組みました。
謎を解くことでサポートメンバーから情報やアイテムを手に入れた後、
いよいよお待ちかねの暗殺タイム! 護衛に守られた標的の部屋へ。
突入前に敵の配置とアイテム効果、そして自分の特殊能力を吟味し、
何をどのような順番でどう使っていくかを二人でしっかり検討しました。

まずは部屋の前の護衛に気付かれないよう近付かなければなりません。
そこで、伝説の傭兵も愛用の完全迷彩(通称段ボール箱)の出番です。
「タコ糸のように」細く柔らかいワイヤーを手に迷彩の中に納まる私。
狭い視界から敵の様子を伺い、反対側を向いた隙にちょこちょこ移動。
「ん……? なんだかさっきより近いような……?」
台詞に震えながらもじっと待てばまた注意が逸れるのは流石の高性能。
相手の足元に近付くほど、狭い視界から様子の確認が難しくなります。
「こんなに近くにあったか……?」
の声に限界を感じ、段ボール箱を脱ぎ捨てながら一気に立ち上がり、
「アサシン・アイ」の力で、首筋に弱点を示すビニールテープ赤い線も確認。
事前の検討通り、躊躇い無くワイヤーを首に巻き付けて3秒ほどキュッ。
膝から崩れ落ちる護衛。遠くで待っていた相棒にOKのサインを出します。

相棒が護衛の身体を探って、ナイフや謎の情報を手に入れている間、
私は先ほどまでの行動に、激しく気分が昂ぶっているのを感じました。
「殺しちゃった……♪ 私ちゃんと殺せたよ……!」
プロの暗殺者なんですから、むしろちゃんと殺せなきゃダメですね。
血に染まる(絞殺です)己の両手を見つめて、胸ときめいてました。
同じ武器は使えないので、ワイヤーは捨て、今度はナイフを手に。
態勢を整えたらすぐに室内に突入……といきたいところなのですが、
まあ、その、順番待ち暗殺のテンポというものがありましてですね。
少しの間、作戦を確認したり、護衛の断末魔の呪詛を楽しんだり。

突入タイミングを迎え、ドアを開けてすぐ催涙弾(的なカプセル)投入、
室内の護衛がひるんだ隙に、胸と背中の赤い印にナイフをグサリグサリ、
催涙弾の効果時間終了間際、高らかに「かそくそーち!」と叫び能力発動、
高速で移動して護衛の落としたショットガンを拾い、標的に向けて発射!
「……とりあえず落ち着け、まだ弱点の印は出てないぞ」
標的をよく見たら、長年私に暗殺術を仕込んでくれた師匠でした。テヘッ☆
弱点の露出してない師匠はショットガンの一撃ごときで死ぬことはなく、
何事も無かったように話を聞き、最後に現れた弱点の印に改めて一撃。
務めを全うし、師匠との別れを経て、物語は佳境へと進んでいくのでした。

当然ですが、私はサイコパスではなく、犯罪者の素養も皆無のはずです。
でも「スマートな仕事ぶりの暗殺者になった自分」を妄想したことがある人、
たとえ本人は黒歴史だとしても、きっと私以外にもいると思うんです。
現実にできないことを現実の中で体験して、心の底からワクワクしました。
ワイヤーを緩めて護衛が崩れ落ちた瞬間の昂ぶりは、またと無い経験です。
今後も全力で非日常を楽しめる、面白おかしいイベントに期待しています。


■貴重な体験だったで賞

謎解きに成功したからこそできた、とってもプレミアムな体験!
いつも見ていた憧れの舞台に、まさか私が立てる日が来るなんて!!

札幌ドーム大捜査線
~ドームに囚われたB・Bとポリーを救出せよ~

【授賞要因:札幌ドームでヒーローインタビュー】(※ネタバレあり)

札幌ドームでの初めての謎解きイベントは、SCRAPではなくトムソーヤ。
B・Bとポリーの名前が出ていることに、日ハムファンの私もテンションアップ。
謎解き自体はトムソーヤならではの、スッキリ丁寧にまとめられたつくりでした。
それをいつも以上に彩ったのが、札幌ドームとファイターズという舞台設定。
謎解きと同時進行で進んでいくエア試合が実際の選手で構成されていたり、
野球観戦で足を運んでいるだけではなかなか入れないような場所へ入ったり、
謎自体も野球っぽさを至る所に感じられ、これは野球好きにはたまりません。
……謎解き中でさえなければ、ベンチの中も人工芝ももっと堪能したかった。

そして謎解きに成功した私達を、お金では買えないご褒美が待っていました。
ゴールとなるドーム内のVIPラウンジにいたのは、囚われていたはずのポリー
いつもみんなに囲まれている人気者のポリーが、こんなに近くにいるなんて!
ポリーはとってもお話上手で、愛嬌たっぷりの動きに成功者みんなメロメロ。
写真のお願いにも快く応じてくれたり、選手のフォームのモノマネしてくれたり、
ファンを楽しませることに対して真摯な、まさにプロだなーと感じました。
少人数でこれほど密なグリーディングの機会は、おそらくそうそうありません。

場内の解説タイム後、謎解き成功者は合図と共に一斉にグラウンド内を駆け抜け、
成功一番乗りの私達はそのままお馴染みのスクリーン前でヒーローインタビュー!
「放送席、放送席。そして札幌ドームにお集まりの皆様、本日のヒーローです!」
テレビで見たままの光景が自分達を中心に繰り広げられているという大きな感動、
マイクを向けられそれに応える緊張と喜び、観客席からの視線への照れくささ。
本物のヒーローになれたような錯覚が、成功の達成感と相まって胸に響きました。
どうやら場内ビジョンにも映像が流れていたようで、それも本物さながらですね。

観戦チケットがもらえたのも嬉しかったですが、貴重な体験が何よりのご褒美。
あんな舞台に立てる機会なんて、きっとこれが最初で最後なのかなと思います。


■全力でドヤ顔したいで賞

私一人の力じゃないけれど、それでもやっぱりドヤァ……ってしちゃう!
ランダムチームの底力、記憶だけでなく記録にも残った数少ないイベント!!

パズルルームからの脱出
【授賞要因:最速記録を叩き出しつつアジト系初のだっしゅほーい!】

実はこの時までアジト系は未クリア、正直苦手意識がとても強かったです。
しかし、アンティークルーム、魔法の部屋と、あと一手の所まで進められ、
そろそろ脱出成功できるかもしれないというおぼろげな期待もありました。

夜の遊園地inひらパーの開催時期で、参加メンバーはほぼ全員が遠征絡み。
2・2・4・1・1人組の男性7人女性3人計10人でのランダムチーム成立でした。
開始前の自己紹介でも勝手知ったる感じ、ノウハウの共有もスムーズです。
個人的には、先行組による謎解き本筋以外のひらパー情報に助けられたり。

そんなメンバーで臨んだ京都アジト、なんかもう、本当に、色々すごい。
各々ができることを独自で進めているのに、なぜか成立している情報共有。
一から十を説明せずとも、四・五あたりで理解され、形になれば「はい次!」
ワクワクで満ちた楽しい謎が次々解かれ、メンバー全てに何か見せ場もあり、
しかしそれが見せ場と十分認知されないまま、躊躇い無く進み行く謎解き。
終わってみれば36分ジャストでの脱出成功、9分24秒の記録更新でした。
実力もさることながら、みなさんの雰囲気の良さに支えられた成功です。

謎解きの面白さも抜群で、アジト系の中では魔法の部屋と並んで大好き!
全体的に良い意味で「細かくない」ので、単純に遊びやすかったですね。
今までアジト系に感じがちだった、システム的なモヤモヤはほとんど皆無。
ダイナミックな構成で、文字通り「パズルルーム」といった印象を受けました。
意外な驚きも随所にあり、閃きが成立した時の気持ち良さも堪能できます。
想像もしないところで「まさか」が噛み合うのはアジト系ならではの魅力。

そんな魅力に溢れたイベントがどうして総合賞を授賞できなかったのか……?
答えは簡単、あまりにもサックリとだっしゅほーいしてしまったがゆえに、
遊んでいる最中は充実していたはずなのに、ちょっぴり記憶が薄いのです。
10人というチーム人数もあり、全ての謎に自分が関わってはいませんでした。
通常の公演なら詰まった時に振り返りの機会を持つことも多いのですが、
そもそも詰まらないうえ、誰かの成功で立ち止まらずとりあえず進み続ける。
結果、全員で確認している大筋と自分の担当箇所以外、よくわかってません。
「楽しかった」「気持ち良かった」って感情は強く残ってはいるんですけれど、
気持ちの出所を詳細に説明しろといわれると、言葉がふわふわしてしまいます。


■番外編の番外編

いつもの同行者が選んだ部門賞・総合賞のメモが、私の手元にあります。
公開許可取ってるので、ネタバレだけ回避してさらっと公開しちゃいます。

最初に簡単な同行者の紹介を。それをふまえてお楽しみいただければ。
男性。理系。謎解きは探索以外オールラウンダー、それなりになんでもできる。
好きな謎の構造は「最初から手元にある『何か』が最後の答えの鍵になる」
部門賞はすぐに思いついた好みの2つくらいから悩んでどちらか1つに絞り、
総合賞は候補を徐々にふるいにかけて消去法でたった1つを選んだようです。

○小問賞:地下アンティークルームからの脱出「しょーもないアレ」
○中・大謎賞:ヴァンパイアホテルからの脱出「最後の大謎」
○ギミック賞:ドロボウズ 指令#1「金庫」
○ビジュアル賞:ある競馬場からの脱出「配布印刷物」
○キャスト賞:逆転裁判 ~逆転への挑戦inジョイポリス~「御水長志検事」
○総合賞:絶望屋敷からの生還 ~鎌田警部の事件簿~

部門賞も総合賞も取捨選択の候補と選択の決め手がまた面白かったです。
キャスト賞は早々と被りましたが、それ以外の部門賞で被りはありません。
総合賞は正直私も意外で、「本当にそれでいいの?」と驚いてしまいました。
確かに他ではなかなか味わえないインパクト、楽しかったですもんねー。


これにて本当に「るぴ的謎解きイベント大賞・2013年」は終了となります。
長々とお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました!
2014年の謎解きイベントも、人それぞれの「楽しい」を許容するような、
バラエティ豊かで独自の魅力が溢れるものがたくさん開催されますように♪
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るぴ的謎解きイベント大賞・2013年 ~総合賞~(※一部ネタバレあり)

【2014.1.10記事作成】

■発表に先立って

あけましておめでとうございます。年明け初の更新となりました。
本年も『ルピナスの花束』ならびにるぅぴんをよろしくお願いします。

そんなわけで、2013年を振り返って私が最も楽しかった謎解きイベント、
「るぴ的謎解きイベント大賞」総合賞の発表を行いたいと思います。
前回の部門賞とは重複無し、3位・2位・大賞の順に紹介していきます。
個人的なランキングと謳っておきながら、順位付けには相当悩みました。
一体何が線引きなのかと尋ねられると、しばらく頭抱えるくらい難しいです。
それでもなんとか決めてしまった順位、思い切ってばばーんと発表します!


■総合賞・第3位

ホラーと萌えの狭間で、謎は賑やかにエレガントに解かれていきました!
成功の瞬間の大きな爽快感と、総合賞の名に相応しい全体の安定感へ!!

呪われたオーディション会場からの脱出
【授賞要因:私のスマホ内のアレ、気持ちの良いラスト】

最初から最後まで突っ込みどころ満載の設定、それを上手く支える数々の謎。
アイドル候補生が生死を賭けて挑む、理不尽かつ納得のオーディション展開。
典型的なSCRAP公演の形式に忠実な、大きく外れない抜群の安定感に加えて、
極端に難しい方に寄り過ぎない……でも解けたらドヤァな気分の程よい難度、
そして要所でのチーム内のワイワイ感などが、評価を大きく底上げしました。
他の箱型公演では、ここまで賑やかな道中は無かったんじゃないかな……と。
もちろん、一期一会のチームメンバーに恵まれた要素も大きいでしょうね。

複数授賞無しというのは、いくつかのイベントにそのチャンスがあったから。
総合3位に挙げたこのイベントも、複数の部門賞にノミネートされていました。
具体的には「中・大謎」「ビジュアル」部門で、特に「中・大謎」については、
総合賞でなければおそらく合わせ技一本で確実に授賞していたと思います。
それくらい、後半の一連の流れが大変印象的でスッキリやり遂げた謎でした。
授賞要因の一つでもある私のスマホ内のアレは、個人的にかなりツボな中謎で、
解けて納得ですし、解けるまでのモヤモヤもどこ吹く風なインパクトが好きです。

小問集合→中謎→大謎のどれもが、一定水準以上かつ後半ほど盛り上がり、
関門ごとにちゃんとチームメンバーみんなで「楽しい」を共有できる構造。
SCRAPだからこその、お手本のような、魅力あふれる謎解きだと感じました。
このままヒミツキチだけのイベントで終わってしまうのが心底もったいない、
全国ツアーで謎解き好きの知り合いにぜひ挑戦してもらいたいイベントです。


■総合賞・第2位

あれやこれやと面白いことがギュッと詰まった内容はまさにパーティー!
もう一度会いたい素敵なお二人と、終わりが名残惜しかった一時へ!!

お嬢様と執事のきまぐれパーティー
【授賞要因:菜々お嬢様と諏訪野さんと過ごした時間】(※ネタバレあり)

当ブログの最初の記事として、詳細なレポート感想をまとめています。
それくらいの好意と熱意を持てるくらいに、胸躍る楽しい時間を送れました。
謎解きイベントというよりも、謎解き要素もあるパーティー、だったかなと。
もちろん謎解きもガチなんですが、とにかく全体を通しての遊びだと思います。
パーティーという軸が明確だからこそ、謎解きの構造も筋が通っていましたし、
ダーツやビリヤードも気分良く遊べましたし、キャストとも交流できましたし、
ちょっとくらいお酒が入っても許される、ほんわかした雰囲気を堪能しました。

総合賞でなければ、「キャスト」部門をお嬢様と執事両名が独占していたかも?
この2人との交流ありきのイベントだったので、残った印象が圧倒的でしたしね。
参加者へのおもてなし精神を大切に、けれど馴れ馴れしさのような不快さは皆無。
程よい距離感での声かけやヒント巡回、こちらの行動への様々なリアクション、
参加者が見ていようがいまいがあちこちで繰り広げられ続ける微笑ましい寸劇、
私達は間違い無くこの2人のパーティーの招待客で、非日常の体験者でした。

『呪われたオーディション会場からの脱出』でも感じたことの一つなのですが、
「こんなことが!?」って思える行程が謎解きの中に織り込まれている構造に、
強い魅力を感じやすいのかもしれないなあ……というようなことを考えました。
一見謎解きと関係無さそうな行動が、結果として謎解きの重要な鍵となって、
行動自体の楽しさが謎解きの楽しさに直結する仕組みが好きみたいですね。
ダーツやビリヤードで問題をゲットし、キャストとの会話からヒントを集め、
それらがちゃんと大謎に繋がって解くことができた達成感は大きかったです。


■るぴ的謎解きイベント大賞・2013年

2013年も数多く参加した謎解きイベントの中で最も楽しかったと胸を張って宣言!
このために遠征した甲斐があったと言える、ロマンチックで胸が高鳴った夜へ!!

夜の遊園地からの脱出 at ひらかたパーク
【授賞要因:シチュエーションの勝利、物語性のある綺麗な謎】

既に感想をまとめていますが、謎もそれを彩る要素も全てに満足でした。
夜の遊園地の異世界めいた光景が、幻想的な物語に説得力を持たせ、
自分が主人公となったお話の謎解きという非日常にも納得できました。

謎そのものも理不尽な小難しさは無く、閃き勝負に好感が持てました。
試行錯誤の末に答えの尻尾を掴み、それが正しいことがわかった瞬間は、
手の届く範囲の正解だったはずなのに「よくぞやり遂げた!」って気分に。
解いて気持ち良い謎ならではの、爽快感と達成感の大きさだと思います。
物語に浸れば浸るほどに近付く成功も、素敵な世界あってのものでした。

場所の魅力を活かしつつ、それだけに頼らない演出や環境も良かったです。
少しでも快適な謎解きができるよう、各所で運営側の心配りが見えました。
一度にあれだけの人が参加して、システム的な不満はほとんどありません。
また、各関門ではノリノリな役者型スタッフがある程度の数で出迎えてくれて、
華やかな衣装が並んで賑やかなうえに快適で、楽しく物語を感じられました。

部門賞としては……実は既に授賞したイベントを抑えることはありません。
実際、個別で尖った所がある謎解きイベントという印象は私も持っていません。
それでも全体として見た時に、各要素がバランス良く高水準なのは確かです。
120点は無いけれど、全科目で98点を取った、例えるならそんな感じでしょうか。
バランス型は器用貧乏、印象に残りにくい、そんなこともしばしばあります。
けれど少なくとも今回は、その高水準のバランスこそが私にとって最大の魅力。
「なにもかもが楽しくて最高に良かった!」なんて軽々しく言えてしまうことが、
るぴ的謎解きイベント大賞の授賞に際して、大きな決め手になったと考えます。


■総評

総合賞として上位3つを選んだわけですが、その差はあって無いようなもの。
さらに言うなら、総合賞には入らなかったけど小差な謎解きイベントも多々。
ただ、強いて総合賞3つの差を挙げるなら「楽しい謎解きイベント」だったか。
オーディションは楽しい「謎解き」、パーティーは楽しい「イベント」に寄る一方、
夜の遊園地は楽しい「謎解きイベント」だった、みたいな感じなんですよね。
それぞれのやや突出した魅力より、夜の遊園地の総合力による楽しさが、
私にとって深く心に残り、思い出となり、今回のような順位付けとなりました。

2013年はSCRAP以外が主催する謎解きイベントにも参加する機会が増えました。
遠征の機会が増えた・謎解きイベントそのものが増えた、この2点が要因かと。
どの団体もそれぞれに魅力があり、個性があり、癖があり、相性があります。
私は点が甘いですが、正直全てが諸手を挙げて楽しかったわけではありません。
参加の機会が増えたことで、玉石混交っぷりを肌で感じる機会もまた増えました。
また、「楽しい」の感覚が極めて主観的なものであることも強く実感しました。
人それぞれの楽しさがあるのだから、主催団体が多いのは良いことだと考えます。

2014年は遠征に対して少しシビアになることが予想され、回数は減ると思います。
参加機会が増えて、楽しみやワクワクが想像の範疇になってきた感があるな、と。
北海道でのイベント機会が少しずつ増えてきたことも、良い方向に作用してます。
とは言え、結局2013年も遠征ありきでしたし、吟味して実りある遠征ができれば!
せっかくの機会には、感じたことの無いようなインパクトや驚きに出会えますように。

この記事をもって「るぴ的謎解きイベント大賞・2013年」はいったん終わります。
……もっともっと個人的で感情的な番外編をあと一つやりたくはあるのですが、
需要だとか私のやる気だとかで、はっきりとお約束はできないのが実情だったり。
今年もこんな感じの風任せな不定期更新で、のんびり気の向くままに綴りますね。
2014年も楽しい謎解きイベントがいっぱいあることを願っています!

るぴ的謎解きイベント大賞・2013年 ~部門賞~(※一部ネタバレあり)

【2013.12.31記事作成】

■はじめに

今年も数多くの謎解きイベントに参加し、楽しい時間を過ごしてきました。
せっかくなので、一年を通じて「最も楽しかった謎解きイベント」は何か、
独断と偏見を煮詰まらせつつ、「るぴ的謎解きイベント大賞」を選びました。

大変頭を悩ませながらも、参加イベント一つ一つに思いを馳せる過程で、
それぞれの細かな良かった所・好きな所もたくさん再確認できたので、
今回の記事ではまずそうした「部門賞」を取り上げてみようと思います。
できるだけたくさんのイベントの良かった探しをしたいと考えていたので、
各部門ごとに2つを選出してみました。(選びきれなかっただけかも?)

各賞は完全に私の主観・好み・思い出に基づく極めて個人的なものです。
また、一つのイベントへ捧げる賞は一つだけで、複数授賞はありません。
ネタバレが可能なイベントについては、ネタバレありきで触れていきます。
以上をふまえた上で、以後の記事にお付き合いいただけましたら幸いです。


■小問賞

謎解きにおける「小問」は、大謎への障害だったり伏線だったり……。
どうしても付随的な感じになってしまい、あまり印象には残りません。
でもでも、時にはそれ単体で十分面白く印象的な小問もちゃんとありました!
山椒は小粒でもピリリと辛い、そんなインパクトを感じた小問に捧げます。

運河の街小樽で宝探し!
【授賞要因:ルートA・鍵の在り処5】(※ネタバレあり)

土地勘があったので、地図が示す場所がルタオ本店なのはすぐに把握。
店外で掲示物を見つけ謎を解くと、指示内容はまさかの店内展望台行き。
途中にヒントがあるのを恐れて、必死で階段を登ってへろへろで展望台へ。

ここでようやく鍵のヒントが一つ出てくるのですが、その表記は「1/2」。
あの長い階段、あるいはエレベータ内にヒントがあるかと不安になりました。
しかしそれも一瞬のこと、戻るよりも先にやるべきことに思い至りました。
展望台に着き真っ先に目に入った「宝探しイベント用」と書かれた双眼鏡。
最初にとりあえず物自体のチェック、その後さらっと覗いてはいましたが、
再度その双眼鏡を覗いて、展望台から周囲をよくよく見回してみると……。
道路を挟んだ反対側の建物の屋根、ちゃんと「2/2」が書いてあるんです。

見つけた瞬間、思わず「は!?」って声が出ちゃうくらい衝撃的でした。
それが置いてあるってことは、まあそれしかないとは頭も回るんですが、
実際に目にした時のインパクトは想像以上に大きいだろうと思います。
しばらく双眼鏡を覗いたり外したりして、何度も確認しちゃいました。
私の肉眼では読みきれないあたりも、絶妙な調整具合に感じましたね。
あちこちに協賛してもらった街歩きイベントならではの仕掛けだったかと。
道具もシチュも「宝探し」らしく、私が担当できたのが嬉しい小問でした。

他の小問も手堅いつくりで、トムソーヤらしさが出ていたと感じました。
大謎もスッキリ、大好きな仲間達と賞金ゲット、全部素敵な思い出です♪

謎解きイベントの歩き方
【授賞要因:魔人の呪いからの脱出・I】

年末に魔人が現れました。悔しさとスッキリが仲良く同居しています。
解けるまでの「んー、この問題ってどうなんだろう……」感からの、
気付いた瞬間の「これは酷い、これは酷い! あああああ!!」の落差。
もちろん酷いのは気付けなかった己のおつむり、自分への恨み節です。
悔しさで胸いっぱいのまま、文句無しの納得・爽快感を与えられてしまい、
結局何もかもを抱えながら謎解きを進めていく羽目になるのです。
私が大謎の次に時間がかかったのがこの小問というのはここだけの話。

読み物としても実用的で、特に公演・小問対策は初心者にこそオススメ。
綴られたノウハウを実践で即確認できるつくりは理に適っています。
最初から最後までしっかり読めば、きっと全ての謎が解けるはずです。


■中・大謎賞

謎解きイベントの満足度は、中・大謎によるところがとても大きいです。
道中色々難儀しても、最後に爽快感や達成感があれば気持ち良く終われ、
逆に前半は気分良く遊べても、最後に納得できなければもやもやのまま。
終わり良ければ全て良し、極上のスッキリを与えてくれた謎に捧げます。

めざめない部屋からの脱出
【授賞要因:閃き勝負のラスト前関門】

公演中最大の壁であり最高の謎だろう、というのは以前書いた通り。
これがラスト謎でもいいくらい、綺麗にまとまった閃き勝負でした。
決して易し過ぎず、けれども謎解き経験に依らずチャンスのある謎。
最近のSCRAPは難化傾向ですが、これは絶妙な匙加減だったかと。
ファミリー層向けの公演としてピッタリの中謎だったと思います。

ポセイドン号からの脱出
【授賞要因:OPトークの伏線到達からの一連の流れ】

か細い糸のようなヒントを手繰り寄せてようやくたどり着ける大謎。
脱出成功のためには、そこからさらに高い壁を越える必要がありました。
クリア可否を問わず、私が参加したSCRAP公演の中で最も難しい謎でした。
それでも、幻想的なビジュアルの美しさ、問われる仲間とのチームワーク、
そして、大きな困難を乗り越えた時にはっきりと示される「最後の答え」、
全てにおいて、ドキドキとワクワクと達成感と爽快感を得られました。

きっと私達二人だけでは、全貌を解き明かすことはできなかったはず。
チームメンバーの誰が欠けても、成功はなかったと確信してます。
それくらいの難問だったからこそ、見事解けた時の喜びもひとしおです。
謎の素敵さと同じくらい、一緒に立ち向かう仲間の大切さも実感しました。


■ギミック賞

机上でひたすら解答用紙に向かうだけでは、パズルやクイズと紙一重。
謎を謎らしく謎めいたものに仕立て上げるには、ギミックが不可欠です。
その大きな驚きは、謎を解いた喜びに加えて感動をプラスしてくれます。
鬼が出るか蛇が出るか、実にびっくりどっきりなギミックに捧げます。

絶望屋敷からの生還 ~鎌田警部の事件簿~
【授賞要因:ラストのアレ】

丁寧に作られた室内探索型謎で、色々なアイテムを使えど想像の範疇でした。
……最後にやるべきことのヒントを導き出し、取り掛かろうとするまでは。
思わぬアクシデントに戸惑う友人、そのあんまりな様子に笑ってしまう私、
次の瞬間全員でハッと思い至り、半信半疑で行動を起こしてみると……!

「もしかして……!?」が現実で形になる瞬間の気持ち良さは格別でした。
なぞともカフェの短い制限時間だからこその魅力が凝縮されたCUBEかな、と。
見た目にわかりやすく絶大なインパクトで、みんなで大盛り上がりでした。

髭謎その2 ~しりとり編~
【授賞要因:ラストのアレ】

最後の答えを導き出して不安になりました。なんとも珍しい話ですよね。
それくらい躊躇いの生じる、そして挑戦してびっくりのギミックでした。
不安から一転、全てが明示された時の驚きが、心底気持ち良かったです。
その後でどうしてもギミックの仕組みが気になって仕方ないのもご愛嬌。
昨年遊んだその1も、持ち帰り謎らしいギミックにかなり驚かされました。
公演型とはまた違った楽しみ方が好きなので、次回作にも期待してます♪


■ビジュアル賞

謎解きに限らず、「魅せ方」というのは楽しさの要素の一つだと考えています。
同じ内容でも、視覚的な演出の大小が印象を左右することも多々あります。
華やかさの向こう側に潜む謎は、その構造もいっそう美しく思える気がしたり。
花より団子? 花も団子も満喫させてくれる素敵なビジュアルもあるんですよ!

ネコのゆうしゃモナカのぼうけん
【授賞要因:モナカが手に入れたアイテム】

見てわかる通り、そもそも謎解きの中心となる絵本がひたすら可愛いのです。
かわいそうなモナカも、頑張ってるモナカも、魅力たっぷりに描かれています。
温かく優しいタッチのイラストがそのまま謎の仕掛けなのも良くできてます。

中でも私の心をくすぐったのが、モナカが道中で手に入れたアイテムです。
アイテムと戯れるモナカのイラストにキュンキュンしたのはもちろんのこと、
そのアイテム自体のデザイン、謎解きにおける役割、とにかく上手かった。
モナカの世界の雰囲気を守ったまま、私の世界との橋渡しをしてくれる存在。
そんな説得力を持った不思議なアイテム、実際にその目で確かめてほしいです。

蛇謎
【授賞要因:星の間】

ビジュアル部門でありながら、もしコスパ部門があればそちらも確実に上位。
これほどのクオリティかつ所要時間で、100円という値段設定は破格です。
全編にわたって可愛くも妖しい雰囲気の切り絵風イラストに目を奪われ、
それらが彩る謎はどれも歯応え十分、世界観へ没入せずにはいられません。

特に星の間で謎を解き明かすためには、自ら本の世界へ飛び込む必要があり、
謎解きを通じて物語への介入を実感するという非日常体験ができました。
こうした独特の雰囲気は、『なぞときがかり』にもちゃんと引き継がれていました。
……『なぞときがかり』は2013年中に解けなかったため選考対象外なのです。


■キャスト賞

謎解きイベントには、たくさんの方がスタッフとして陰に日向に携わっています。
特に「キャスト」の方とは直に接する機会が多く、苦労が垣間見えることもしばし。
好き好きに動く参加者対応、演出の一部としての言動等、重要な役割も多いです。
至れり尽くせり、魅力的な公演を表舞台で支える魅力的なキャストの方へ。

逆転裁判 ~逆転への挑戦inジョイポリス~
【授賞要因:御水長志検事】

「二次元が来た!」思わずそう叫びたくなるような魅力あふれる検事さんでした。
逆転裁判のプレイ経験者なら、理屈抜きで納得しちゃうだろうそれっぽい演出。
裁判という舞台上で、原作らしさを丁寧に、大胆に、印象的に表現していました。
同行者揃って不思議な緊張感を抱きながら、彼から目が離せませんでした……。

ひとたび舞台を降りれば、参加者への細やかな心配りを見せて捜査をサポート。
一応立場上は敵・味方のはずですが、気にかけてもらえて素直に嬉しかったです。
他のキャスト・スタッフの方も、総じてサービス精神旺盛で好感が持てました。

パンプキン姫を助け出せ! ~ハロウィンロックからの救出~
【授賞要因:魔女】(※ネタバレあり)

見た感じとても素敵な女性なのに悪い魔女、それはそれで魅力的でしたけどね。
謎解きの構造としては、最終目標がこの魔女を倒して姫を救出することです。
開始前に参加者へにこやかに挨拶に回る姿からは、思いがけない意外な展開。

中盤で一度挑戦のチャンスがあるのですが、その時点ではまだ倒せません。
悪を滅する呪文を唱えると、「やったか!?」な感じで苦しみ始めるのですが、
「なーんて! 効かーん!!」と高笑いしながらカウンターされてしまいます。
「解けない呪いをかけてやったわ!」と、呪いの腕輪を持っていくよう促されます。
促されるままに、蛍光塗料で発光する呪いを自ら身に付ける冒険者一行。
この間本当に和やかな雰囲気で、呪われてるのにみんなニコニコしています。

物語は後半に突入、姫の救出に加えて自らの解呪が魔女を倒す目的になりました。
呪いがフラグとなって村人の会話が変化し、謎解きも新しい展開を迎えます。
いくつかの謎を解いた結果、魔女を倒す力を持った伝説の剣を手に入れ、
魔女の呪いを解く鍵が「まじょのまえあっかんべーしろ」であることがわかりました。

いざ再戦、勇者が伝説の剣で魔女を斬りつけると、多少弱った素振りを見せつつも、
「ふふふ……これだけでは私を倒せんぞ!」と、暗に次を促してくれる優しい魔女。
どこかの情報で「魔女を倒すにはまず弱らせなくてはいけない」と聞いていたため、
とりあえず最初の挑戦時に使った呪文を再度唱える石橋を叩いて渡る冒険者一行。
「あ……それはもう使わなくて大丈夫よー……?」と、謎解けたか不安になる魔女。
状況を把握したところで、全員で一斉に魔女にあっかんべーする冒険者一行。
「ぎゃあああ! やられたー……」と、不安から一転テンション高く倒される魔女。
「助けてくれてありがとうございます!」と、ゲームクリアを伝えてくれる囚われの姫。
それを聞いて成功に大喜びする冒険者一行、一緒に喜び祝福してくれる姫と魔女。

ゲーム中関わりを持てる機会は実質2回だけなのに、精一杯の悪役ぶりが好印象。
物語の障害でありながら、スムーズに次へ導くような配慮もちゃんと見えました。
限られた時間の中で、こちらの言動も色々拾ってリアクションしてもらってます。
クリア後のノーサイドな雰囲気が温かく、ゲームの後味がさらに良くなりました。



以上をもちまして、部門賞の発表は終了です。
総合賞の発表についてはまた次の記事で改めて。

『お嬢様と執事のきまぐれパーティー』感想(※ネタバレあり)

【2013.08.15記事作成】

■イベント概要

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写真提供:@kumajoiさん

お嬢様と執事のきまぐれパーティー(公式サイト)
主催:イベンティア/Berry
会場:ビリヤード&ダーツ『Berry』
チケット価格:3000円(1ドリンク付き)

制限時間:60分
チーム形式:1卓4~5人のチーム戦


■よかった

○イベント全体の充実感
チケット価格3000円に対しての満足感がとても大きかったと思います。
ちょっと言葉汚く表現するなら「大変コスパの良いイベント」でした。
アルコールも選べるワンドリンクのサービス+ちょっぴりお菓子に、
程よい探索要素も備えた謎解き、その道中のダーツ・ビリヤード、
演者の方とのコミュニケーションゲームと、内容盛りだくさん。
それらが「パーティー」という物語性を一本の軸として据えることで、
全体としてまとまりのあるイベントになっていたように感じました。
そのまとまりがイベントへの大きな満足感に繋がったのかな、と。

○お嬢様と執事のキャラ設定並びに演者の魅力
上品で可愛いお嬢様に、私が内心ひたすらグッときてた諏訪野さん。
衣装から振る舞いまで丁寧なキャラ作りをされていたと思います。
そして謎の本筋のための会話だけでなく、めくるめくアドリブの嵐。
私達が必死に謎を解いている横でも関係無く繰り広げられる掛け合い。
望みさえすればいつでもその中に快く飛び込ませてくれましたし、
イベント前後最中を問わずにお二人からも絡みに来てくれました。
謎解きに関係することについても、破綻や過不足無くヒントをくれたり、
こちらからの様々なアクションに対してもきちんと対応してくれたり、
常時参加者に楽しんでもらおうと気を配ってくれているのが伝わりました。
お二人との交流が謎解き成功のための鍵になるイベントだからこそ、
積極的に絡みにいきやすい雰囲気作りが心底ありがたかったです。

○会場を活かした謎解きの構造
色んなアイテムで賑やかな店内だから探索も歯応えがありましたが、
謎に織り込まれた場所を探すという形式で理不尽さは感じませんでした。
ダーツやビリヤードを実際に遊ぶのもいいアクセントだったと思います。
この時に、両チームへまずは別のゲームカードを渡していたのが親切。
片方がダーツ謎に悩んでいる頃、もう片方はビリヤード謎に挑んでいるので、
人の集まりが分散して快適な謎解きかつ双方のネタバレ避けになりました。
大謎がちゃんとダーツやビリヤードも関係する仕掛けになっていたのも、
解ききった時の爽快感や納得にいっそうプラス補正をかけた気がします。

○心苦しくない合法ヒントシステム
謎解きイベントはその性質上、通常はヒントのおねだりが極めて難しいです。
様子を見に来てくれたスタッフのお気持ちと進行度次第というのが現実。
しかし今回のコインを使ったヒントシステムは、個人的にかなり好きでした。
コイン入手法は、ダーツ・ビリヤードへの挑戦時とお嬢様の無茶振り達成時。
つまり「ゲームを上手にプレイできたごほうび」としてのコインなのです。
現にダーツ・ビリヤードをさっくり抜けた私達はコインが余りましたし、
お嬢様のご機嫌取りというゲームをクリアしてさらに追加入手してます。
謎のヒントはその報酬の一つの形という体裁を整えてくれているので、
手詰まりを感じた時には気後れせずにすぐヒントをもらうことができました。
謎そのものの難易度は下げず、でもイベントの成功率は高めることができる。
今回のほんわかした雰囲気なら、これはこれでアリだったかな、って。
生きるか死ぬかの設定だと、そんな手ぬるいことはとても言えませんから。


■もうちょっと

○もうちょっとだけ……あと少しだけ……
時間をください! あと気持ちばかり時間長くてもよかったと思うんです!!
あ、謎を解くのには長すぎず短すぎずちょうどいい時間設定でしたよ。
個人的な願望ですが、ゲーム中にもっとお二人と交流したかったんです。
謎解きのための物語設定ではありますが、それがあまりに魅力的だったので。
制限時間に追われつつも、少しでも長くパーティーの招待客でいたかった。
どうにも贅沢な悩みですが、偽りの無い本音でありちょっぴりの心残りです。
ゲーム前や後にもお話に来ていただけて、フォローも十分でしたけどね。
何と言うか、ゲームの枠内でさらに設定に浸りたかった、って感じでしょうか。

○情報係にもっと光を!
他のチームはわかりませんが、私達は情報係を活用しきれませんでした。
必要な状況になった時、ここで情報係かなってのにピンとこなかったんです。
具体的にはB3の謎。すぐにわかる単語だけで強引に突破しちゃいました。
これが後に「ノート」を閃くために、ちょっと影響していたかもしれません。
最後の大謎の時も、誕生日と年齢から自力で概算して見当をつけましたが、
明確な数字が出ていれば、成功の確信やいっそうの達成感を得た気がします。
それじゃあどうすればよかったのかと考えるとなかなか難しいのですが、
できることが書かれている「情報係の名刺」のような印刷物が手元にあれば、
詰まって手持ちのヒント見直してる時にもっと注意を向けられたかな、と。
絶対に使ってほしいって感じの立ち位置ではなかったとも思っていますが、
存在するギミックは有効に活用したかったという私の気持ちによるものです。


■総括

個人的なワガママくらいしか挙げられない、とても素敵なイベントでした。
上手く謎に落とし込まれた設定や、運営側との心地良い距離の近さが、
イベンティアのイベントの魅力として挙げられるのかな、と考えています。

思うように好き好きに、参加者ごとに望むレベルで物語と関われるのも、
押し付けがましさが無く、謎へのアプローチの自由度であると思います。
ガチで謎だけ解こうとすれば、諏訪野さんを褒めて、小問のやりとりをして、
諏訪野さんの誕生日を確認して、お嬢様にカード発見の報告をするだけです。
何が本当に必要な情報なのか最後までわからないというのもありますが、
実際にはお二人と絡む機会をもっと持ちましたし、私はまだ物足りません。
交流したがゆえに、謎ではダミー情報となる勤務10周年も知りましたし、
他にも私が知らない設定があったのではという想像の余地もあります。

ツイッターの反応等から、成功率はかなり高かったと推察できますが、
それは謎そのものの難易度よりも、手厚いサポートによるものだと思います。
ほんわかした雰囲気とは裏腹に謎自体は決して簡単すぎることはなかったので、
成功の達成感・爽快感は損なわずに、幸せな人の数だけ増えたのでしょう。
大会場で複数のチームが同時に挑むという、定番の謎解きイベント形式では、
成功チームが少数だからこそ得られるちょっぴりの優越感も重要ですが、
少人数イベント、しかもパーティーの招待客という設定の今回のイベントなら、
成功へ向けて導こうとする運営側の姿勢は間違っていないと私は考えます。

どんなイベントも相性がありますし、イベンティアは独自色も強そうですが、
少なくとも今回のような演者とのコミュニケーション形式のイベントは、
私にとって大変魅力的であり、次回以降も参加したいと思える内容でした。
[ 2013/07/13 14:00 ] イベンティア | TB(0) | CM(0)

『お嬢様と執事のきまぐれパーティー』レポート(※ネタバレあり)

【2013.08.14記事作成】

■イベント概要

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お嬢様と執事のきまぐれパーティー(公式サイト)
主催:イベンティア/Berry
会場:ビリヤード&ダーツ『Berry』
チケット価格:3000円(1ドリンク付き)

制限時間:60分
チーム形式:1卓4~5人のチーム戦


■心遣いが嬉しかったイベント前導入

会場は、ビリヤード・ダーツ台の他に面白いオブジェもたくさん並ぶ、オトナな雰囲気のBar。
スタッフの方にチケットを渡すと、招待状とドリンク引き換え券代わりのコインをもらえました。
お店の方曰くアルコールも注文可とのこと。ためらい無く昼間からカクテルを頼む私と同行者。
テーブルの上にはちょっぴりお菓子も用意してあり、こんな所もパーティー気分です。

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席に着くと、今回のパーティーの主催者「菜々お嬢様」が直々に私達へ歓迎のご挨拶。
とても気さくで可愛らしく、注文した飲み物のことや謎解き経験についてお話を楽しみました。
そこへ執事の「諏訪野さん」もやってくると、おもむろに始まる二人の微笑ましい掛け合い。
イベント開始まで時間もあったのですが、優しく設定に引きずり込んでもらえた気分でした。
続きものとしての設定を活かしつつ、初めての参加者にも行き届いた心配りだったと思います。
そうこうしているうちに他の参加者の方も増え、そのたびに二人はお話に飛び回っていました。

最終的に、私達のチームは謎解きイベント初参加のカップルお二人を加えた計4人、
もう一つのチームは経験者っぽい方々計5人の、全2チームができたところでイベント開始です。


■明らかに伏線がたっぷりの前説

まずは菜々お嬢様から、今回のパーティーの変わった趣向について案内がありました。
「この会場のどこかに私の大切なものを隠してあります」
「皆様にはそれを見つけ出し、私の意図を正しく汲んでいただきたいのです」

謎解きの目的が明らかになったところで、諏訪野さんから進行についてのお話が。
「パーティーの途中、皆様にはダーツやビリヤードに挑戦していただくことになります」
「そこで、それぞれを上手に行うポイントをお店の方から教えていただきます」
と言うわけで、飲み物を出してくれたBerryのカッコいいお姉さんが拍手で迎えられました。
……本当にカッコよかったです。ダーツも、ビリヤードも、まさに百発百中。ただただ感嘆。
諏訪野さんから「どれくらい練習すればこれほど上達するのですか?」と問い掛けられ、
「そうですね、10000回はやらないと」と答えるお姉さん。ひええええ……。

最後に、進行に伴って手に入るコインシステムについての説明がありました。
このコインを1枚使うごとに、ダーツ/ビリヤードに3投/ショット分挑戦できるとのこと。
また、後ろに控えた情報係(という名の今回の問題制作・南さん)にコインを1枚渡すごとに、
桁数の多い複雑な計算英和・和英の翻訳、さらにはヒントの提供もお願いできちゃうとか。
もし途中で無くなっても、お嬢様が持ってるがま口の中にはコインがたくさん入ってるご様子。
お嬢様は楽しいことがお好きなので、ご機嫌になっていただければコインがもらえるみたいです。

大変和やかな掛け合いでゲーム進行の説明も済み、いよいよ制限時間60分のゲームがスタート!

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■解いて投げて撞いて解いて

机の上の封筒を開けると、中から6枚の問題用紙が出てきました。
以下がその全て! ……既に解答が書き込まれているのはご愛嬌ってことで。

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問題の内訳は、会場探索問題が4問、単体の小謎が2問、全てカタカナ一文字を導きます。

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画像が荒くて申し訳無いのですが、会場内ではこんな感じに文字が隠されていました。
謎が示す正しい場所はもちろん、見た感じダミーもいくつも配置されていた気がします。

そうして6つのカタカナを問題番号順に並べると、「スワノホメロ」という一文が完成。
お嬢様と談笑している諏訪野さんをつかまえて、本音だだ漏らしで褒めまくりました。
「お嬢様に忠実な諏訪野さんカッコいいです!」「執事服がよくお似合いで素敵!!」
「あら諏訪野、なんだか随分褒められているのね♪」とニコニコ嬉しそうなお嬢様。
諏訪野さんからは、新しい問題と解答用紙、そして先に説明のあったコインをゲット。

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既に埋まっている解答用紙はさておき、どうやら問題は全部で5問ある様子。
それは実際にダーツに挑戦し、当たった数字によって獲得できることがわかります。
この時に手に入れたコインは確か4枚、最大で12投のチャンスを得られたわけです。
せっかくなのでと最初の2枚分は全員で挑戦、1枚追加した時点で男性陣がさっくり成功。
まずはお嬢様の力を借りることなく、無事に5問の謎を手に入れることができました。

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会場探索問題が4問、単体の小謎が1問、導かれる解答は全てアルファベット一文字。
D2・D5は一見すると普通に謎っぽいのですが、会場内の同じ文字表記を探す系でした。
意味深な表記に惑わされたのか、しばらく問題用紙だけ見て悩んでいた記憶があります。
「house」と諏訪野さんに伝えると、先ほどと同様のセット+カード1がもらえました。

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どうやら今度はビリヤードに挑戦して、全部で4問ある問題を獲得するようです。
追加分・余剰分のコインを合わせて最大15ショットの挑戦権、余裕を持って臨めました。
また、カード1は明らかに単体では完成しないのがわかり、とりあえずこの時点では保留。
コイン1枚を使って問題を2枚手に入れた後、謎解き組とビリヤード組の二手に分かれました。
もっともそれも束の間、2枚目のコインで男性陣がまたもやさっくり全問題をゲット。

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ビリヤードは4問全てが会場探索問題、やはりそれぞれアルファベット一文字が解答です。
難問はB3。なんとなく物騒な単語が並ぶのですが、それが何かさっぱりわからない。
カギは会場内のポスター……英単語が添えられた様々なドクロが並んだデザインでした。
それぞれの単語が示すドクロの指示方向に隣接するドクロの共通文字を見つけるようです。
「悪魔=devil」「刺青=tattoo」は瞬殺。「タバコ」も単語は難解でしたがイラストで自明。
しかし「猪突猛進」と「女衒」は単語もわからず、イラストからも皆目見当がつきません。
仕方が無いので思いっきり力業発動。わかった3つの単語から得られた解答候補は「E」か「N」。
他の3問の答えから4文字の英単語が成立するのは「SAND」の「N」だけ! 解答確定!!
……良い子のみんなは前説をしっかり聞いて、困った時にはちゃんと思い出そうね。
お嬢様の力も情報係の力も借りず、諏訪野さんへの報告を済ませ、カード2をもらいました。

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■謎解きは二転三転

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見ての通り、カード1とカード2は連続し、そしてこの2枚で完結させられるようです。
6文字の何かをカードの指示に従って処理すると、新しいメッセージが出てきそうな予感。
指示の内容から察するに、最初の6文字はカタカナ……さすがにすぐピンときました。
画像の書き込み通り、最初に手に入れたキーワード「スワノホメロ」の出番です。
 スワノホメロ→スワノーメロ→フワハーメロ→ハガハーセト→
 (4,5,1,2,6,3……文字目を「順に抜き出して」いくんだな!)→
 ーセハガトハ→!?
となったところで、頭を抱えてうなり始める私と同行者……。
そこへカップルの女性から「もしかして『ハート剥がせ』ですかね?」という神の声。
「それだ!」と最初の問題が入っていた茶封筒の封印、ハートのシールを剥がしました。

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「スワノバースデー」、これならお嬢様がパーティーを開いた理由も納得です。
しかし同時に「これって『ハートはガセ』とも読めるよね」という危惧もあり、
交流できるんだからいっそ諏訪野さんに直接聞いてしまおう、ということになりました。
「すみません、諏訪野さんって今日誕生日ですか?」
「いえ、私は27歳の誕生日を2月25日に既に迎えていますが」
ガセでした。ハートはガセ。そう、「ハート」はガセだったのです。
今回の謎解きで出てきたハートは、封筒裏のシールの他にあと一つ、カード1です。

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ガセであるハートの指示を無視し、再度「スワノホメロ」を処理していくと、
 スワノホメロ→スワノーメロ→サガノーセト→
 (4,5,1,2,6,3……文字目を「順に抜き出す」んじゃないのかなぁ……?)→
 ーセサガトノ→!?
同じネタで頭を抱えつつ、二度目はすんなり「ノートサガセ」のアナグラム完了。
ちなみにこの問題は、6文字に4,5,1,2,6,3と「順に数を振って並べ替える」のが正解。

ともあれこれで私達はノートを探すわけなのですが、それらしき物を見つけられません。
ここで初めて、情報係にコインを渡してヒントを貰うことを決意しました。
「ノートを探しているのですが見つかりません」
「会場内にノートはいくつもありません。そして今までに必ず目にしているはずです」
テーブルに戻り、探索不足なのか他に秘密があるのかチームメンバーと悩みます。
そこへ「みなさん何をなさっているのですか?」とヒントモードの諏訪野さんが降臨。
「ノートを探しているのですが見つかりません(二度目)」
「なるほど。ノートと申しましても様々なノートがございますね。大きさ、形、性能……」
みんなでピンときました。情報係の前に鎮座していた「ノートパソコン」
再度情報係の下へ行きノートパソコンを持ち上げると、その下にはメッセージカードが。

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こっそりとお嬢様にカードを見せると、パアッと顔を綻ばせるお嬢様。
「みなさん私の大切なものを見つけてくださったのですね!」
「それでは時間が来ましたら、そのことを一緒に祝ってください」
どうやらまだ謎は残っており、最終目標が見えましたがゴールではないようです。

文面からは諏訪野さんにとって何かの10回目の記念日としかわかりません。
お嬢様に直接尋ねても照れ照れとするばかり。いや、可愛い反応ではあるんですが。
そもそも何を祝うべきなのかは、私達が謎を解いて解明するしかなさそうです。
出し惜しみをせずに、残ったコインを使って情報係にヒントを求めると、
「謎を解く鍵は揃っています。必要な情報を集めてください」とのこと。
情報収集の必要性を示唆された以上、諏訪野さんやお嬢様への質問が重要そうです。


■フライングゲットで真相もゲット

何かの10回目の記念日は、お嬢様が祝うに値する節目のものだと考えられます。
10回目……10年目……お嬢様と執事……ここで私が思いついたのは二人の出会い。
「諏訪野さん、お屋敷に来てお嬢様と出会われたのはいつ頃になりますか!?」
「お屋敷で勤め始めてでございますか? おお、そろそろちょうど10年ですね!」
ハッと気付かれたような様子の諏訪野さんとは裏腹に、なんだかもやもやする私。
もしこれが正解だとしたら、あまりにもすんなりと出てきてしまったなあ、と。

余ったコインを全て使って情報係からヒントを得ようとするものの、
現状を打破するまでには至らず、いよいよ手詰まりになりつつ残り時間もわずか。
再度追加のヒントを貰うにもコインも無く、もう一つのチームも同じような雰囲気。
ついに両チーム揃ってのお嬢様へのおねだりタイムの始まりです。
「菜々お嬢様、どうかコインをください! なんでもしますから!!」
「そうね~、私、キンタロー。バージョンのフライングゲットが見たいわ♪」
「上手にできた方のチームにコインを2枚あげるわね♪」
総勢9名の男女がお嬢様を取り囲むように並び、合図で一斉に「フライングゲット☆」
シュールな光景をクスクスと笑うお嬢様、表情を崩さず淡々とした諏訪野さん。
結局両チームがコインを2枚ずつもらい、タイムリミットが迫る中ラストスパート再開。

もらったコインをすぐに、もう何度目にもなる情報係からのヒントに注ぎ込みます。
「カードをよく見て、あるべきものをあるべきところに置いてください」
ここでようやく、メッセージカードの中で妙に浮いているダーツボードに注目しました。
手元にあるものを整理し直すと……なるほど、こんな所を見落としていたんですね。

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ダーツボードにダーツが刺さると、中途半端なキューにも意識を向けずにはいられません。
キューが白い手玉を撞くと、メッセージカードの意味が大きく変わりました。

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祝うべき節目の数が、10から「10 thousand=10000」になったのです。
これでは先ほど確認した勤め始め10周年は、どうもお嬢様の意図とは言えなさそうです。
改めて、どう考えても桁が異常な1万が節目の記念日を考えることになりました。

既出の情報で1万に関わるものが一つ、ビリヤードやダーツの上達に必要な練習回数です。
ひょっとしてお嬢様は、諏訪野さんの長き練習の日々をずっと見守ってきたのではないか?
まずは諏訪野さんに「ダーツやビリヤードの練習をたくさんしてきたんですか?」と質問。
「たくさんというほどではございませんが、どちらも程々に嗜んでおります」
との返答を受け、(きっと諏訪野さんは完璧超人で1万なんて数のうちに入らないんだ!)
みたいに妄想した挙句、お嬢様にも諏訪野さんが1万回くらい練習してないかを確認。
「そうねぇ……どちらもそれなりにできるようだけど、そんな回数はしてないと思うわ」
諏訪野さんの猛特訓とそれを陰ながらカウントしていたお嬢様説は否定されました。

ここでまたしても、カップルの女性が見事な閃きを発揮してくれました。
「10000を諏訪野さんの年齢の27で割ると、なんとなく365に近い感じになるんですよね」
……生まれてから1万日目か!? 365×27=9855、そして今年の誕生日は約4ヶ月前。
正確な数字こそ確認できませんでしたが、どうやら正解が見つけられたようでした。
と、ここでちょうど制限時間終了。お嬢様に促されて各チームの代表者が前に出ます。

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どちらのチームもその手には、メッセージカードとその右上に据えられた小さなカード。
これはもうわかってますねということで、せーので一緒にお祝いすることになりました。
「「諏訪野さん、ご生誕10000日目おめでとうございます!」」
「その通りよ! おめでとう諏訪野!!」
「な……なんと、私は本日で生まれて10000日目だったのですか……!」

貴重なお嬢様のデレを垣間見られる微笑ましいエピローグを見届けながら、
お嬢様の意図を正しく汲んで諏訪野さんをお祝いした両チームの大成功も称えられ、
大変和やかでほのぼのとした雰囲気の中、パーティーは幕を下したのでした。
両チームに対して最後まで本領発揮の機会が無かった情報係の嘆きと共に。
そう。正確な数字を確かめる術は、前説でちゃんと紹介されていたのです。
[ 2013/07/13 13:00 ] イベンティア | TB(0) | CM(2)
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